短編映画プラットフォームの「Viddsee」がディスカバリーチャンネルと提携、一部ドキュメンタリー番組がオンライン観賞可能に

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シンガポールを拠点とする短編映画配信プラットフォームの「Viddsee」は先ごろ、アジア太平洋地域で「ディスカバリーチャンネル」を配信する Discovery Networks Asia-Pacific(以下、Discovery と略す)と提携し、ディスカバリーチャンネルの一部ドキュメンタリー番組について、Viddsee 上で配信を開始した。配信される番組は、Discovery が展開する、新人映画監督発掘プログラム「First Time Filmmakers(FTFM)」シリーズから着手される。

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提供されるコンテンツは、Singapore Stories、Super Japan、Nanjing Calling、Korea Next、FTFM Vietnam など、アジア各国を特徴付ける内容を扱った番組。なかでも、Super Japan では現在、Big Boy Club、Ramenomania、On-Time Metro、Sea Whisperers、POPcorn Dreams の5つのエピソード(いずれも30分番組)が6月1日から公開されており、日本語と英語で視聴できる。

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Viddsee の共同創業者 Ho Jia Jian 氏(RISE 2016 の会場にて)

先週、香港で開催された RISE 2016 のイベント会場に Viddsee の共同創業者の Ho Jia Jian がいたので話を聞いてみたが、今回の取り組みにおいて、Viddsee と Discovery 間での金銭的なやりとりは無いようだ。Discovery は Viddsee を通じて新しい視聴者層の開拓やモバイル環境による視聴体験を提供し、Viddsee は認知度を高めるというメリットを得ることになる。

ただ、Discovery のようなコンテンツホルダーが、資本関係の無いサードパーティーに自社コンテンツを提供することは極めて珍しい。その背景には、Discovery にとって、新しいコンテンツの作り手の発掘という大きなミッションがあるようだ。例えば、以前に紹介した靴の新デザイナー/ブランド発掘プラットフォーム「ROOY」では、世界ブランドが新人デザイナーの発掘を行っている。テレビ番組や映画の制作現場においても、映像作家や映画監督を夢見る若者が自主制作フィルムのデモテープをプロダクションに持ち込んでいた時代に代わって、Viddsee のようなプラットフォームがプロデビューへの登竜門になっていくのかもしれない。

Viddsee は2013年に設立され、昨年9月にはサイバーエージェントベンチャーズらから230万ドルを調達している。

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