インドネシアの人材管理プラットフォーム「Talenta」、プレシリーズAラウンドでEast VenturesやSkystar Capitalらから資金調達

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Talenta
左から:Fandy Wie 氏(共同創業者兼 CTO)と Joshua Kevin 氏(共同創業者兼 CEO)
Photo Credit: Travis Watts

インドネシアのクラウド型人材管理プラットフォーム「Talenta」は今日(8月8日)、East VenturesSkystar Capital のリードによるプレシリーズAラウンド調達をクローズしたと発表した。調達内容は非開示。前回ラウンドの投資家である Fenox Venture Capital もこのラウンドに参加した。

Talenta は、Google の Launchpad Accelerator プログラム参加を通じ、Google から株式授受を伴わない、内容非開示の資金調達を実施している。今回の調達資金は、マーケティングやチーム人員の強化を通じ、インドネシアでのリーチを拡大することに使われる予定だ。

今回の調達にあわせ、Talenta は、新料金モデルとスタートアップ向けの新製品「Talenta Lite」を正式に発表した。Talenta Lite は、従業員50人未満の中小企業や、より技術に特化した企業にフォーカスしたプロダクトとなる予定だ。

Talenta は、Google が主宰する Launchpad Acclerator の第2期に、インドネシアから他のスタートアップ5社と共に参加した。このプログラムでは、マウンテンビューにある Google 本社に招かれ、そこで2週間 Google からメンターシップを受けることができる。

Talenta の創業者 Joshua Kevin は、発表の中で次のように述べている。

我々は自分たちの将来に興奮しており、このラウンドに参加した Skystar Capital と共に、さらに速いスピードで目標に到達できると考えています。プロダクト・マーケットフィットのステージは過ぎたと考えており、現在はよりスケールしスピードを上げるフェーズだと考えています。

Skystar による今回の戦略的出資は、我々のトレードマークと言える給与支払ソフトウェアを B2B2C プラットフォームから、さらに発展させるにあたり、フィンテックのビジネスモデルを展開する上で非常に重要になるでしょう。また、Google Launchpad Accelerator に参加したことも、我々にとっては重要な体験でした。我々は、プロダクトの作り方が変え、料金モデルを正式に変更し、チーム人員も再編成しました。

Talenta のプラットフォームは、Go-Jek、Panorama、Mayapada Property、Topas TV、SWA Magazine、Grab といった企業に使われており、これらのクライアント企業の従業員総勢15,000人以上の人材管理/給与支払業務を毎月処理している。

【via e27】 @E27co

【原文】

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