ドバイを拠点に、中東地域で配車サービスを展開するスタートアップ Careem は本日(原文掲載日:12月19日)、シリーズDラウンドで3.5億ドルを調達したと発表した。このラウンドのリードインベスターは、日本のEコマース事業者である楽天とサウジテレコムが務めた。
今回の調達資金は、Careem が目下調達中の5億ドルの一部となるが、Careem はこのラウンドでの調達がいつ完了するかについてはコメントしていない。
Careem は、中東、パキスタン、トルコで同業競合の Uber より優位にあり、これは東南アジアで Grab がそうであるのと似ている。現在47都市でサービスを展開しており、前回の調達は2015年11月の6,000万ドルだった。
サウジテレコムは、同社傘下の VC である STC Ventures を通じて、Careem の既存投資家となっている。他の投資家には、プライベートエクイティの Abraaj Capital やサウジアラビアの Al-Tayyer Travel Group などがいる。
Careem は2012年、両者ともにマッキンゼーの経営コンサルタントだった Mudassir Sheikha 氏と Magnus Olsson 氏によって設立された。
8月に SimilarWeb が収集したデータによれば、Careem はサウジアラビア、パキスタン、アラブ首長国連邦で Uber よりも人気を得ている。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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