
Image Credit: Dean Takahashi
バーチャルリアリティはオブジェクトの制作に格好の場所となった。MakeVR はそれができるアプリケーションの一つだ。この VR アプリは最近、HTC Vive VR ヘッドセットで初登場し、VR でのオブジェクト制作の精度を向上させた。また、作成したものを3D プリントすることもできる。
MakeVR は現在 Viveport で入手できる。数年前から MakeVR とそれに対応する3D コントローラを開発してきた Sixense Entertainment のチームはようやくほっと一息ついているところだ。Vive Studios は20米ドルで販売されており、ありとあらゆるすべての「ものづくりをする人たち」をターゲットにしている。
Sixense のビジネス開発担当ディレクターの Steve Hansted 氏は、Game Developers Conference で MakeVR を披露した。また、筆者は最近カリフォルニア州サンノゼで開催された SVVR ショーでも再び見る機会があった。使う場合は Vive ヘッドセットを装着し、両手にコントローラを持つ。3D オブジェクトをつかんでコントローラのボタンを押すと、オブジェクトを引き伸ばしたり、複製したり、他のものと合体したりすることができる。

Image Credit: Sixense/HTC
まさに想像力のおもむくままに操作できます。(Hansted 氏)
MakeVR は、VR で高度な3D オブジェクトモデリングを可能にする一般的なプロ向け CAD エンジンに基づいている。1,000万人は下らないであろうものづくり愛好者だけでなく、芸術家や、現実の石をコツコツと彫るつもりのない自称彫刻家の人々などにも受け入れてもらえるだろう。
Sixense の CEO である Amir Rubin 氏はインタビューで、Vive コントローラで MakeVR をプレイできるほか、Sixense の独自の STEM コントローラを使ってより精度の高い操作が可能だと述べている。しかし、このツールは基本的に年齢や経験を問わずすべての人が使えるよう設計されている。学習曲線は緩やかで、望む限りどこまでも極めることができる。描画に待ち時間が発生することもなく、リアルタイムで作成可能だ。
Vive では部屋サイズのものを対象にできる。つまり、巨大な実物大の彫刻を作成し、その周りを歩いたり、くぐり抜けたりが可能だ。没入感が非常に高く、まるで制作物のすぐそばにいるように感じる。また、自分自身をサイズアップして建物の中で巨人となったり、反対に、非常に小さなものを制作する場合にはサイズダウンすることも可能だ。

Image Credit: Dean Takahashi
さらに、他のモデリングツールやゲームエンジンと互換性のあるファイル形式でモデルを書き出すことができる。3D プリントする際、ファイルに手を入れて精度を高める必要もない。Hansted 氏は、初めから正しくプリントされると述べている。実際のプリントは自分の3D プリンタがあるならそれを使えば良いし、またはオブジェクトを3D プリントして配送してくれる Shapeways で注文してもよい。
Sixense は他にも Siege といったゲームや VR の医療アプリケーションなどを作っている。筆者は医療アプリを試したが、いくつかのカテーテルを拾い上げて繋いで、患者の脳内の血栓を取り除くといったミッションであった。
私たちの目的は、より多くの開発者を呼び込み、新しいプラットフォームにさらに多くのゲームをもたらすことです。(Rubin 氏)
Rubin 氏が同社を設立したのは2007年だが、彼はこれまで20年ほどモーションセンシング技術に取り組んでいる。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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