Oracleが、コードのテストとデプロイを自動化する「Wercker」を買収

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データベーステクノロジー大手のOracleは、コードのテストとディプロイプロセスを自動化するツールを開発するオランダのスタートアップWerckerを買収する計画があることを発表した。買収額などの詳細は公開されていない。

Werckerは、2012年にアムステルダムで創業して以来、アプリケーションとマイクロサービスの開発の自動化を支援するコンテナ中心のプラットフォームを開発者向けに提供してきた。Shippable、Codeship、CircleCI、Drone.io、Semaphoreといった競合がいる領域であるが、Weckerは他社と異なる点として、Dockerのコンテナと統合できる機能をあげてる。クラウドにディプロイしたいソフトウェアを開発する企業を支援することを目的にしている。

Werckerはこれまで800万ドルほどを調達しており、昨年には450万ドルの資金調達ラウンドを終えている。今回の発表の数ヶ月前には、OracleはAPI開発スタートアップApiaryを、5ヶ月前にはDNSプロバイダーのDynを買収している。Werckerの今後の計画については、Oracleは共に「現代のクラウド向けに、開発者ツールを民主化することに取り組む」としている。

また、買収のプロセス完了後は、WerckerはOracleの既存の開発者向けツールとサービスに統合される予定であるとのこと。Werckerのユーザーは「Oracleの他のプロダクトとうまく統合、整理されたサービスを享受できるでしょう」とOracleはコメントしている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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