サーバーレス(FaaS)ゲーム開発・運用環境「Game Server Services」運営がシードで8000万円を調達

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ゲーム事業向けのサーバー環境を提供するGame Server Servicesは3月30日、大和企業投資、GameWith、KLab Venture Partners、ディー・エヌ・エーの4社を引受先とする第三者割当増資実施を公表した。調達した資金は8000万円でラウンドはシード。同社は調達した資金で開発体制を強化する。

「Game Server Services(以下、GS2)」はモバイル等のゲームを開発する際に必要なサーバーを自社で開発、運用しなくてもよい「サーバーレス・コンピューティングサービス(Function as a Service/FaaS)」。2016年12月から同サービスを提供しており、ゲーム開発会社によるインフラ設計や実装ミスを防げると同時に、FaaSによる設計から予想を超えるアクセスにも拡張性を持った対応ができるとしている。

初期費用は無料で、マイクロサービス利用時の時間あたり課金(規模によって数円から数十円)か、ゲームサーバーへのAPIリクエストに応じた従量課金(千回〜万回あたり数円)で利用できる。

Game Server Services代表取締役の丹羽一智氏はセガや任天堂にてゲーム開発に携わった人物。特に任天堂ではプラットフォーム関連のインフラを手がけており、ゲーム事業者が自前でインフラを用意することに対するリスクに事業機会を見出し、2016年9月に同社を創業した。

GS2事業の中心となるFaaSはプログラムの実行単位で課金されるインフラサービス。AmazonのEC2に代表されるIaaSのようにサーバーの起動時間単位で料金体系が決まるのではなく、コンテナ内のアプリケーション実行ベースで課金されるため、ビジネス的にも試算しやすいという利点がある。また、冒頭にも記述した通り、大量のアクセスが発生しても拡張性、冗長性に優れているため、サーバー管理そのものの負担も軽減できる。