Uber、2,400万米ドルをかけた「空飛ぶタクシーの研究センター」をパリに開設——北米外では初

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配車サービス大手のUberは24日、米国外では同社初の研究センターをパリに開設することを発表した。そこでは今後5年間で2400万ドルを費やして、自律飛行タクシーの技術を開発という。

2016年、Uberは分散型電気推進による電動垂直離着陸機(VTOL)を開発するElevateプログラムを立ち上げた。この取り組みとその他の自律走行車の取り組みの一環で、これまでにピッツバーク、トロント、サンフランシスコに応用技術拠点を開設してきた。

Uberの航空プログラム担当エリック・アリソン氏はブログで次のように書いている。

「当面はUber Elevateに注力する応用技術センターを新たに立ち上げることを本日発表します。フランスは次のステップにおいて完璧な場所です。研究開発に強い歴史をもち、世界レベルのエンジニアと世界の航空業界におけるユニークな役割を有しています」

今回の発表は、ダラ・コスロシャヒCEOなどCEOたちがフランスのエマニュエル・マクロン大統領が出席したテックサミットに参加したときに公となった。

マクロン大統領は、テック企業のフランスへの投資を積極的に推進しており、Uberの発表は昨年大統領に選出されてからもっとも大きなものの一つだ。

とはいえ、創業以来Uberとフランスとはしばしば論争を繰り返す関係だった。フランスの規制とはしばしば衝突し、サービス反対のデモでタクシードライバーたちが道路を一時的に閉鎖することもあった。現在でもUberのフランスにおける法的な状況は不安定だ。

とはいえコスロシャヒCEOは、好戦的な姿勢で知られる辞任に追い込まれたトラビス・カラニック前CEOの後任となってから、政策立案者とはより協力的な態度を取るように努めてきた。未来的な施設に出資することは、フランスの政治家たちと関係性を再構築する上で効果を発揮することは間違いないだろう。

この新たな研究センターは今年の秋にオープンとなる予定だ。「最高峰のエンジニアリング、機械学習、コンピュータビジョンの人材を採用したいと考えている。研究内容は、航空管理、自律運転、リアルタイムのコミュニケーションネットワーク、エネルギー保管、充電システムといった領域における可能性に注力する予定」とブログでは述べられている。

(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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