配車サービス大手Grab、電気自動車の普及に向けてヒュンダイとキアから2.5億米ドルを追加調達

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韓国の現代自動車グループの自動車関連会社である現代自動車(ヒュンダイ)と起亜自動車(キア)は、ライドシェアおよびオンライン決済サービス企業 Grab への、2億5,000万米ドルの追加投資に合意したことを7日発表した。

現代自動車グループによる今回の投資は、Grab との電気自動車(EV)プログラムにおけるテストプロジェクトを通じて、東南アジアの無公害モビリティサービスをサポートすることも目的としている。

今回の追加投資によって、Grab がこれまでに調達した資金の合計は27億米ドルとなった。

Grab、ヒュンダイ、キアは、東南アジアでの電気自動車の普及と認知度向上に向けた取り組みを進めていくことになる。また、2019年からは東南アジアで複数の電気自動車テストプロジェクトをを開始する予定である。このプロジェクトでは電気自動車を利用して Grab のドライバーパートナーのコスト効率を最大化することに焦点を置く。

現代自動車グループのチーフイノベーションオフィサー兼戦略・技術部門責任者である Youngcho Chi 博士は次のように語った。

東南アジアには世界で最も成長著しい消費者層があり、電気自動車にとっても大きな新興市場です。Grab をパートナーに選んだのは、東南アジアで電気自動車の普及を進めていくためです。

今回の電気自動車パートナーシップでは、政府やインフラ関係者といった地元の利害関係者とも協力して、急速充電スタンド網の構築といった地元の電気自動車インフラをサポートしていくことになる。また、東南アジアの湿潤気候環境下で電気自動車を効率的に配置する方法についても調査を進めていく予定である。

Grab の社長である Ming Maa 氏は次のように語った。

Grabと現代自動車グループの両社は、環境的に持続可能で最も低コストな交通プラットフォームを構築することを最重要目的の1つとした、乗り物の電動化というビジョンを共有しています。今は、電気自動車を使いやすいモビリティサービスプラットフォームにする方法を見つけ出そうとしています。

Grab は今年末までに30億米ドル以上を調達し、急速に成長中だ。最新の投資ラウンドには、Booking Holdings、Microsoft、トヨタなどが投資しており、世界的な金融機関である OppenheimerFunds、Goldman Sachs Investment Partners、Citi Ventures なども参加している。

ヒュンダイが初めて Grab に投資したのは1月のことである。これが両社にとって電気自動車分野における協力関係の始まりとなった。これは東南アジアにおける電気自動車利用の推進という、Grab の最新の構想とも一致するものである。同社は8月には、電気自動車向けの公共充電網を利用するために、シンガポールのエネルギー公益事業者である SP Group とのパートナーシップを結んだことを発表した。

現代自動車グループは2025年までに環境に優しい自動車のモデル数を、現在の2倍以上の38車種にまで増やすことを目標としている。これを達成すべく同社はこの1年、輸送技術や人工知能への戦略的な投資を行ってきた。

【via e27】 @E27co

【原文】

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