シンガポール国立大輩出のAIスタートアップ6Estates、シリーズBラウンドをクローズ——GDP Ventureや大手銀行BCA傘下のVCが出資

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シンガポールを本拠とし、認知データインテリジェンスに特化した AI スタートアップの 6Estates は、インドネシアの GDP Venture がリードするシリーズ B ラウンドをクローズした。Central Capital Ventura という傘下の VC 部門を通じて、インドネシアの民間銀行 BCA(Bank Central Asia)もこのラウンドに参加した。

この資金調達により、同社は独自の認知データインテリジェンスソリューションや世界的な事業拡大に向け投資していく。

インドネシアに拠点を設けることで、世界で4番目に人口の多いこの国にある大きな機会を手にしたいという。また、インドネシア語の自然言語処理機能をさらに開発していくほか、BCA と緊密に協力して銀行の AI 機能を高める AI ソリューションを応用していきたいとしている。

マシーンラーニングやデータサイエンティストの R&D チームを拡充していくことに加え、東南アジアおよび中国でのプレゼンスを積極果敢に高めつつ、戦略的な提携相手を探している。

GDP Venture の CEO である Martin Hartono 氏は次のように話している。

6Estates は、拡大するビッグデータ業界において画期的な AI 技術でかなりの市場トラクションを獲得してきました。革新的な DNA のおかげで、この会社は異なるデジタルプラットフォーム上で拡大するデータがもたらす現実世界の課題を解決するために境界線を積極的に広げています。

2016年4月、中国・アモイで開催された「ASIABEAT 2016」での 6Estates のピッチ。

2014年に設立された 6Estates は、シンガポール国立大学(NUS)と中国の清華大学により設立された共同研究センター「NExT」からスピンアウトした AI 駆動のインテリジェンス企業だ。異なるデジタルプラットフォーム上で拡大するデータがもたらす現実世界の課題を解決することを目的として AI サイエンティストと技術系起業家により設立された。6Estates は認知データインテリジェンスに特化して最新の AI 技術を開発している。その範囲は自然言語処理、説明可能な神経ネットワーク、ナレッジグラフに及び、市場インテリジェンスと金融インテリジェンスに特化した形でリアルタイムかつ行動可能なインサイトを企業に提供することでよりスマートな意思決定を可能にしている。

同社のソリューションは現在、消費財業界向けの市場インテリジェンスと金融サービス業界向けの金融インテリジェンスが中心となっている。こうした認知データインテリジェンスが最新鋭の AI 技術の上に構築されている。自然言語処理、説明可能な神経ネットワーク、ナレッジグラフを組み合わせることにより、スマートな意思決定ができるよう企業に対し因果分析や行動可能インサイトを提供している。

同社によると、この1年の成長率は300%を超える。それをもたらしているのは、P&G、Nestle、Unilever といった Fortune 500 企業による市場インテリジェンスへのニーズだ。

CEO 兼共同設立者の Luan Huanbo 博士は次のように述べている。

消費者ニーズが変化し続けているため、弊社クライアントはトレンドをより良く理解する方法だけでなく、その現象が起きている理由を説明できるソリューションを求めています。

6Estates にはこのほか、HengFeng Bank(恒豊銀行)向けにビッグデータや AI インフラを構築したり、Southwest Securities に対し資本市場リスクの予測システムを設計したりするなど、中国で主要な金融インテリジェンスプロジェクトを実施してきた。

【via e27】 @E27co

【原文】

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