助太刀が一人親方向けの労災保険の取り扱いを開始、一般社団法人助太刀組合を設立

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建設現場と職人のマッチングアプリを運営する「助太刀」は9月18日、一般社団法人助太刀組合を設立し、建設業界に従事する一人親方を対象とした労働災害補償保険、「一人親方労災保険」の取り扱いを開始したと発表した。

同社が運営する「助太刀」は、建設業界に従事する受注者・発注者を繋ぐアプリで、ユーザーは8万人を超えている。「助太刀Pay」を使えば、その日の工事代金を仕事が終わった時点で24時間365日、即時申請・受け取ることができる。さらに、その日の工事代金を即日チャージできるVISAプリペイドカード「助太刀カード」を発行しており、このカードには仕事中における怪我を補償する傷害保険も付帯している。

リリースによると、建設業就業者492万人のうち、技能労働者は326万人にのぼるとされ、その多くは一人親方として働いているという。厚生労働省の調査によると、一人親方労災保険の加入者数は約50万人にとどまっており、実際、建設業界に従事する一人親方による作業中の死亡事故が毎年80件も発生している。そのうち約45%は一人親方労災保険に加入していない。

こうした背景から、一人親方が万が一の事故の際にも補償を受けられるよう手軽に労災保険に加入できる仕組みを整えた。「一人親方労災保険」は、入会費0円、組合費500円で加入ができる。対象は、東京、神奈川、埼玉、千葉、山梨、群馬、栃木、茨城、静岡に在住の方で、10月には助太刀アプリで必要情報を入力するだけで申し込みができるようになる。

同社は、建設業界に従事する一人親方の労災加入率100%を実現すべく、2025年を目処に助太刀組合経由での一人親方労災保険加入者数10万人を目指すとしている。

via PR TIMES

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