韓国の不動産特化P2Pレンディングプラットフォーム「Terafunding(테라펀딩)」、シリーズBラウンドで1,800万米ドルを調達

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韓国を本拠とする P2P レンディングプラットフォーム「Terafunding(테라펀딩)」は、8月にクローズしたシリーズ B ラウンドで1,800万米ドルを調達したと発表した。

Terafunding(테라펀딩)のチーム
Image credit: Terafunding

これを受け、金融機関の KB Investment(KB 인베스트먼트)、Hana Ventures(하나벤처스)、IBK 企業銀行(기업은행)、ウリィ銀行(우리은행) が株主となった。Proptech に出資している宇美建設(우미건설)も戦略的な投資家として同ラウンドに参加した。中小規模の居住用不動産業界で Terafunding と協業していくという。

金利が年30%を超えることもあるため、韓国の不動産企業は民間からの資金調達に依存せざるを得ないのが通例だ。Terafunding では、民間金融機関から十分な資金を借りられないこうした企業に対して、手軽な融資ソリューションを提供しようとしている。

Image credit: Terafunding

P2P レンディングを提供している同社によると、新たな資金は、不動産、金融、IT セクターからの人材獲得や、プロジェクト審査システムやリスクマネジメントプロセスのさらなる開発に活用される。

同社は韓国で初となる不動産に特化した P2P レンダーであり、2015年の設立以降、月間16%の成長をみせているとしている。会社発表の声明によると、累計ベースで7億米ドル相当のローンを組成し、7月31日時点で約5億米ドルを回収したという。

今回の投資が行われたのは、韓国政府が国内で成長著しい P2P レンディング市場を規制しようとしている時だった。このセクターは近年「目覚ましい」成長をみせており、現地報道によると、2018年の累計融資金額は43億米ドルと、2年前の5億430万米ドルから急増した。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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