アンマッチだった求職者を他社に推薦できる「HRport」開発のtabeco、East VenturesとF Venturesからプレシード資金を調達

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左から:tabeco の創業者兼 CEO 森海渡氏、CTO 多田隆太郎氏
Image credit: tabeco

東京を拠点とするスタートアップ tabeco は15日、プレシードラウンドで East Ventures と F Ventures からプレシードラウンドで資金調達を実施したことを明らかにした。調達額は非開示。

tabeco は、求職者の他社向け推薦プラットフォーム「HRport」を開発している。一定のスキルセットは持っていながらも、業態との適性や社内の人材配置の観点から、企業が求職者に採用を断念せざるを得ないケースは少なくない。このような際に、面談した企業の人事担当者が求職者本人に同意を得た上で、他の企業に求職者を推薦できるのが HRport だ。

人を見るプロである人事担当者の推薦文が付されるため、推薦を受ける企業にとっては一定のスクリーニングを終えた情報が得られることになる。求職者が推薦された先の企業で内定すれば、推薦した側の企業には HRport から謝礼金が支払われる。推薦した側の企業にとって、採用を断ったとしても求職者と良い関係を維持できるかもしれないメリットがある。

「HRport」の仕組み
Image credit: tabeco

人材紹介の分野においては、転職者を対象として、紹介先の企業から紹介手数料を徴収するビジネスモデルは数多く存在している。tabeco は主に新卒求職者(就活生)を対象とするようで、一般的に、採用支援しか市場が無かった新卒求職者の分野で人材紹介のビジネスを成立させようとするのは興味深い。

tabeco は昨年11月に設立。今年8月には、東京で開催された F Ventures 主催のピッチイベント「TORYUMON TOKYO」で最優秀賞を獲得した。創業者で CEO の森海渡氏は、自らの友人が幼少期からファンだったゲーム会社から「サイレントお祈り」を受けひどく落ち込んでいたのをきっかけに、HRport を企画したと語っている。

tabeco では、HRport のサービス開始について、来年1月頃を目指すとしている。