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米Uberは、11月4日、2019年度第3四半期における純損失として約12億ドルを計上した。昨年同四半期には9億8600ドルであったたため、損失額が増加していることが分かる。しかし、今年度第2四半期における損失額は52億ドルとされていたため経営状況は改善をみせているともいえるだろう。
今年初めに上場したUberだが、四半期ごとに経営状況は改善してきており、6億4700万ドルの収益成長も達成している。
顧客がUberに支払う予定であるグロスブッキング額(Gross bookings)は第3四半期において165億ドルに到達し、昨年から29%の上昇を記録している。総合的に見ると9月を含めた過去4か月で38億ドルを売り上げ、昨年同四半期に記録した29億ドルから39%の成長率をみせている。
Uberの総収益の内、ライドサービスUberが29億ドルを計上し、Uber Eats事業が6億4500万ドルを占めている。未だ赤字経営だが、同社CEOのDara Khostowshahi氏はCNBCの取材に対し、2021年をめどに黒字転換するだろうと発言している。
まだ最終的な目処は付いていませんが、2021年を目標に黒字転換すると見込んでいます。この目標設定を達成するために努力する箇所は多々ありますが、最大限の限りを尽くし実現を目指しています
Uberは競合のLyftに続き、米国で2番目に上場に成功したライドサービス企業。同社が上場した際、成長スピードが遅いことから黒字転換を迎えない可能性も指摘されていた。
今年9月には、別アプリとして運用していたUber Eatsを米国外の国で拡大展開。加えてUberはサービスに対する新たな安全機能の導入や、ライドシェアサービス及びUberEatsを利用できるサブスクリプションモデルの採用を開始している。
【via Tech in Asia】 @techinasia
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