11月23日、ハリー杉山氏を司会に招き都内で開かれたイベント「Duolingo Super Night」 Image credit: Duolingo
人気の言語学習アプリ「Duolingo」は、シリーズ F ラウンドでAlphabet の投資部門 CapitalG から3,000万ドルを調達した。
これにより、Duolingoの累積調達総額は1億3,800万ドルとなり、バリュエーションは2017年のシリーズ E ラウンドの際の2倍以上にあたる15億ドルに達した。以前は Google Capital の名前で知られる CapitalG は、2015年のシリーズ D ラウンドでリードインベスターを務めており、それから4年経過して再び出資するという決断は信任を意味するものだ。
オンライン語学学習の市場規模は2018年現在90億米ドルで、2026年までに200億米ドル以上に達する可能性がる。このような状況に対し、Duolingo は AI と機械学習に投資し、まるで人間のチューター個別レッスンのように、授業をユーザ毎に自動的に合わせたものとすることで、授業をより魅力的にするようにしている。同社は新しく調達した資金の一部を使って、AI と機械学習機能を強化することを確認した。
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Tech in Asia が目にした監督官庁の書類では、Arrive Opportunities Fund I, LP という名の法人が、ユニコーン間近の e コマース Zilingo の株を、2018年4月に行われた5,400万米ドルのシリーズ C 資金調達以降のどこかの時点で取得したことが明らかになっている。この投資は上記ラウンドの一部、もしくはその後に Zilingo が行った今年2月の2億2,600万米ドルのシリーズ D の一部なのかもしれない。
シンガポールの Accounting and Corporate Regulatory Authority(ACRA/会計企業規制庁)の書類では、同都市国家に拠点を置く Zillingo は11月末時点で3億5,800万米ドル超相当の資本金を支払い終えている。
Tech in Asia の計算によれば、Arrive Oppotunities Fund の出資はわずか0.1%余り、およそ42万米ドル相当の優先株式である。
Jiang 氏は e スクーターアプリ Beam の共同設立者兼 CEO であり、このスタートアップもシンガポールに拠点を置き、Arrive から資金を確保している。Beam は同社の e スクーターで都市の空気汚染を少なくし、もっと便利に動き回れるよう手助けをしたいと考えている。母国の市場では公共の場所での e スクーターシェアリングは実質的に禁止されているが、Beam は同国の私的な土地所有者との協働を続けている。同社はアデレードとも提携しており、このオーストラリアの都市に公共のシェアリングサービスを提供している。
Beam は Sequoia India が共同でリードした2018年8月のシードラウンドで640万米ドルを調達した。Tech in Asia がコンタクトを取ったところ、Beam の広報者はそのラウンドに Arrive が参加したことを認めた。
Tech in Asia は Yours にもコメントを求めている。
東南アジア以外では、Arrive はしばしば Sequoia Capital との共同投資者として目にすることがある。両社ともにアメリカの個人向け金融アプリ Robinhood を(別々の資金調達ラウンドではあるようだが)支援しており、またアメリカのテックドリブンな保険会社 Ethos Life のシリーズ B に共同投資している。
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アメリカ航空宇宙局(NASA)が10月18日から20日にかけてマニラで開催したコンペティション「International Space Apps Challenge」の現地予選で、フィリピンのスタートアップ2社が勝利を獲得した。 同イベントは、科学技術省のフィリピン産業・エネルギー・萌芽技術評議会(DOST-PCIEERD、Philippine Council for Industry, Ener…
アメリカ航空宇宙局(NASA)が10月18日から20日にかけてマニラで開催したコンペティション「International Space Apps Challenge」の現地予選で、フィリピンのスタートアップ2社が勝利を獲得した。
同イベントは、科学技術省のフィリピン産業・エネルギー・萌芽技術評議会(DOST-PCIEERD、Philippine Council for Industry, Energy and Emerging Technology Research and Development of the Department of Science and Technology)、Animo Labs Technology Business Incubator、PLDT InnoLab、American Corner Manila、そしてアメリカ政府と共同で開催された。
フィリピン貿易産業省の Design Center of the Philippines による Design Week Philippines の一環として行われたイベントだ。
Ocean’s 4 のチーム Image credit: Design Center of the Philippines
1社目のスタートアップ Ocean’s 4は、PaWiKAN と呼ばれる海洋ゴミを回収する自律システムを開発した。PaWiKAN は宇宙データを利用して付近のゴミベルトを見つける。同スタートアップは、デ・ラ・サール大学(De La Salle University)の電子工学および通信工学の学生らによって設立された。
PaWiKAN は、NASA の Ocean Surface Current Analysis Real-time (OSCAR)データを利用し、GPS で海洋ゴミベルトが存在しそうな場所を特定する。ゴミを捕らえて陸地に持ち帰ることが可能なボートを、同システムは動的に再構成する。
また FAPAR(Fraction of Absorbed Photosynthetically Active Radiation=吸収された光合成活性放射の割合)や NDVI(Normalized Difference Vegetation Index=正規化差分植生指数)といった指標を利用し、植生地域を特定する。一方 NDWI(Normalized Difference Water Index=正規化差分水指数)を使って水のある場所を特定し、蚊の繁殖場所になりうる停滞水が存在しそうな場所を示す。
DOST-PCIEERD のエグゼクティブディレクター代理を務めるエンジニア Raul C. Sabularse 氏はこう語った。