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中国のインターネット大手 Tencent(騰訊)が率いるコンソーシアムは、フランスの Vivendi から Universal Music Group(UMG)の株式10%を購入することで合意した。UMG の時価総額は300億ユーロ(約3.6兆円)。
Image credit: Masaru Ikeda
Tencent が率いたコンソーシアムは Tencent Music Entertainment(騰訊音楽娯楽集団)や世界的な金融投資家らで構成され、Vivendi の声明によれば、コンソーシアムはこの買収を2021年1月まで、UMG 株式を同一価格で最大20%獲得できる選択肢を保持している。この取引は、Tencent Music Entertainment が中華圏で事業を展開する UMG の子会社の小数株式資本の取得を可能にする二次合意によっても補完されている。
この取引に先立ち、Tencent は Sony Music Entertainment、Warner Music Group、Blackpink や Big Bang など K-POP アーティストをマネージメントする韓国の YG Entertainment などと音楽配信契約を結んだ。Vivendi は、Tencent からの資金をアジア市場でプレゼンスを拡大するのに使う予定だと語っている。一方、この取引は Tencent が U2、Drake、Taylor Swift といった欧米の音楽アーティストにアクセスするのを可能にするだろう。
数週間前、Bloomberg は Tencent の競合である Bytedance(字節跳動)がインドとインドネシアで、新音楽アプリ「Resso( Android / iOS )」をテストし始めたと報道した。その報道によれば、Bytedance は既にインドのレーベル「T-Series」「Times Music」の配信権を獲得しておいるが、世界三大音楽企業である Warner Music Group、UMG、Sony Music Entertainment とは契約未締結だ。
VR(バーチャル・リアリティ)で最大数千人規模のイベントを開催できるサービス「cluster(クラスター)」の開発・運営を行うクラスターは6日、シリーズ C ラウンドで総額8.3億円を調達したと発表した。同社にとっては、2018年9月に実施したシリーズ B ラウンドに続くものだ。今回のラウンドでの調達を受け、クラスターの累積調達金額は14.8億円に達した。 今回のラウンドに参加したのは、KDDI …
Image credit: Cluster
VR(バーチャル・リアリティ)で最大数千人規模のイベントを開催できるサービス「cluster(クラスター)」の開発・運営を行うクラスターは6日、シリーズ C ラウンドで総額8.3億円を調達したと発表した。同社にとっては、2018年9月に実施したシリーズ B ラウンドに続くものだ。今回のラウンドでの調達を受け、クラスターの累積調達金額は14.8億円に達した。
今回のラウンドに参加したのは、KDDI Open Innovation Fund(KDDI=東証:9433 とグローバル・ブレインによる運営)、テレビ朝日ホールディングス(東証:9409、テレビ朝日と略す)、グリー(東証:3632)傘下の VTuber マネージメント会社である Wright Flyer Live Entertainment(WFLE)、31VENTURES(三井不動産=東証:8801 とグローバル・ブレインによる運営)と、個人投資家複数。テレビ朝日と WFLE とは共同開発に向けた業務提携を伴う。
エコノミクスが出来上がってきたので、今回のファイナンスを通じて、特にコンテンツの拡充に力を入れていく。ゲームやアニメコンテンツを持っている企業に使ってもらいたい。音楽ライブやコンサートだけでなく、バーチャルイベントのプラットフォームとして広く浸透させていきたいと思っている。(創業者兼 CEO の加藤直人氏)