Alibaba(阿里巴巴)は1日、TechNode に送った声明の中で、同社のの食料品店チェーン「Freshippo(盒馬鮮生)」の上海店舗に Beyond Meat の植物肉パティが今夏登場すると述べた。
重要視すべき理由:アメリカの代替肉スタートアップ Beyond Meat は、中国市場への参入に意欲的だが、Starfield(星期零)や Z-Rou(株肉)など中国企業との競争に直面している。
- Alibaba の人気の高いニューリテールのオンラインおよびオフラインストアと連携することで、Beyond Meat は中国都市部の消費者の目に止まりつつある。
- Freshippo は一般消費者に加えハイエンド顧客をターゲットにしており、同社によると、販売商品の40%を高価な輸入品が占めているという。Beyond Meat の価格設定は、こういった富裕層の消費者の目を逃すことはないだろう。
Beyond Meat と Freshippo は、革新的なショッピング体験と製品をお客様に提供するというビジョンを共有している。(Freshippo のシニアディレクターでマーチャンダイジング責任者の Zhao Jiayu 氏)
詳細情報:植物肉パティは、7月上旬から上海にある Freshippo 50店舗で販売される。
- Alibaba によると、杭州と北京の48店舗では2020年9月から植物性パティを販売する予定。
- Alibaba と Beyond Meat は7月18日、上海でライブでの料理デモ、サンプル、景品を含む発売イベントを開催する予定。
背景:中国では豚肉の人気が牛肉を大きく上回っており、ベジタリアンの数が少ないため、代替肉パティの販売は難しい。
- Beyond Meat は4月に中国市場に参入、スターバックス(星巴克)で植物ベースのメニューを発売した。
- その後、中国で KFC、ピザハット、タコベル を運営する Yum China(百勝中国)と限定コラボ商品を発売した。6月にはこれらの店でBeyond Meat の商品が販売された。
- 2015年に設立された Freshippo は、中国の20以上の都市に進出している。
- Alibaba によると、Freshippo の売上の3分の2はモバイルアプリ経由であり、2020年3月時点で月間アクティブユーザは8億4,600万人を数えている。
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