「量子アニーリング」で社会の最適化を目指すJij、2億円を調達

SHARE:

img_0078

量子アニーリング研究を手がけるJijは8月27日、ANRIおよびDEEPCOREをリード投資家とする約2億円の資金調達を公表している。リード以外に第三者割当増資を引き受けたのはみらい創造機構。出資比率などの詳細は非公開。

Jijは科学技術振興機構の新産業創出プログラム「START」から生まれた研究開発スタートアップ。情報化社会が進む中で複雑になる「計算困難な問題」解決を目指し、量子技術を活用した技術開発を手がける。

Jij-Cloudは、既存手法で解決できない最適化問題を抱える企業が、専門的な知識なしに最先端の量子最適化技術を扱えるようになるミドルウェア。2019年から一部アルゴリズムはオープンソースとして公開している。ネットワークの安定化や電気ガスの供給、生命保険ポートフォリオの最適化などの領域で技術応用の可能性を模索する。この手法を用いて豊田通商とは「交通信号制御の最適化」に関する研究を手掛け、信号機の点滅スケジュール制御で自動車の待ち時間を2割削減する試算を発表した。

今回の調達で企業向けのクラウドサービス「Jij-Cloud」の開発を進めるほか、パートナー企業との共同研究、エンジニア、研究者の採用を強化する。

 

via PR TIMES