Apple v.s. Epic: 3.5億人が遊ぶFortnite(フォートナイト)iOSユーザーのゆくえ(6/6)

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Fortniteのホリデーイベントは、2018年のクリスマスのそれと人気の比較ができなかった/Image Credit: Epic Games

興味深い数字たち

(前回からのつづき)GamesBeatでは、2019年のEpic Gamesの売上高は42億ドル、利益の重要な指標である利払い税引前・減価償却前利益(EBITDA、収益性の重要な指標)は7億3000万ドルとお伝えしている。一方のAppleはiPhoneの売上が1,464億ドル、iPadの売上が205億ドルで合計1,669億ドルで、これがAppleのiOS関連の売上の91%を占めている。

Appleは1月、2008年のApp Store開設以来、開発者に1,550億ドルを支払っており、そのうちの4分の1にあたる388億ドルが2019年に支払われると報告している。Appleと開発者の間で収益が30対70の割合で分配されると仮定すると、これは2019年のAppleの収益が166億ドル、つまりEpicの収益の4倍になることを意味する。

Appleは、App Storeにある170万個のアプリのうち84%が無料であり、Appleは名目上の99ドルの年会費を除いて、これらのアプリから手数料を徴収していないと主張している。Appleは2009年にApp Storeを導入して以来、他のアプリから30%の手数料を取ってきた。しかし2016年、Appleは初年度以降に更新するサブスクリプションのコミッションを30%から15%に引き下げている。

Epic側は、Epic Games Storeのユーザー数は1億6000万人、開発者数は200人、ゲーム数は300本だと述べる。Epicは過去8年間で、Unreal Engine 4のアップデートを25回実施した。

Fortnite(フォートナイト)の規模は?

FortniteのiOS登録ユーザー数は1億1600万人で、そのうち63%がiOSのみでプレイしていたことがわかっている。またEpicは、iOS向けのデイリーアクティブユーザーが切断されてから60%減少していることを伝えている。Fortniteの登録ユーザーは3億5,000万人を超えており、それらのユーザーは28億6,000万時間プレイしているそうだ。

Travis Scott氏の最近のFortniteでのコンサートは2,700万人のユーザーを集め、そのうち200万人がiOSを利用していた。EpicはFortnite のこのようなソーシャルな側面がメタバース的であり、他のソーシャルネットワークを凌駕するものであると考えている。

Epic Gamesは、4月21日(FortniteがGoogle Playストアで利用可能になった時)から8月12日(FortniteがAppleのApp Storeから削除される前の最終日)までの間、モバイルでアカウントを作成した新規プレイヤーのうち、61%以上がiOSでアカウントを作成したと法廷に報告している。

ワイルドカード

このすべての法的な論争は、テック・ジャイアントたちが関与する別の論争の真っ最中に発生した。これによりAppleは、広告主のための識別子(IDFA)を廃止する動きを遅らせなければならなかったし、議会はApple、Google、Facebook、AmazonのCEOを委員会に招集し、反競争的な慣行の可能性について質問することとなった。もし議会や政府機関がこれらの企業が反トラスト法に違反していると認めた場合、より厳しい規制を踏み切るため、連邦政府での訴訟に発展する可能性がある。

つまりAppleとEpicに何が起こったとしても、この論争は長引く可能性があるということだ。

参考記事:Fortnite戦争

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】