中国のエドテックスタートアップAixuexi(愛学習)、シリーズD2で2億米ドルを調達——シンガポール政府系らから

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中国のエドテックスタートアップ Aixuexi Education Group(愛学習教育集団)は、シンガポールのソブリンウェルスファンド GIC がリードしたシリーズ D2 ラウンドで約2億ドルを調達したと発表した。既存投資家の Warburg Pincus もこのラウンドに参加した。

Image credit: Aixuexi(愛学習)

2009年に設立された Aixuexi は、小学生から高校生までの生徒を対象に、数学、中国語、英語、物理学、化学、生物学、科学、プログラミングをカバーするオンラインコースを提供している。OMO(online-merge-offline)モデルで運営されており、人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティングと教育を融合させている。

今回の新たな資金で、同社はテクノロジーや教育サービスに投資し、製品の改善を図る。また、開発途上地域のオフライン教育機関のオンライン化を支援していく、

Aixuexi は、2万以上の教育機関と提携し、中国国内31省で2,500万人以上の学生にサービスを提供してきたという。今年4月には、クラウドコンピューティング、5G、ビッグデータ、モノのインターネット、モバイルインテリジェント端末を共同開発することで、OMO モデルを改善するために、テック大手 Huawei(華為)と提携した。

Warburg Pincus のマネージングパートナー Gordon Ding 氏は次のように述べている。

過疎地では資格のある教師や教育資源が不足しており、学生の高い需要に応えることができない。Aixuexiは第3級〜第6級都市にサービスを提供し、オフラインの教育機関が OMO モデルで運営できるよう支援する。

同社は昨年、Warburg Pincus がリードしたシリーズ D ラウンドで1億4,000万米ドルを調達、その後、Tencent(騰訊)がリードした D+ ラウンドで非開示額を調達した。

中国のエドテック市場の主なプレーヤーには、155億米ドルの評価を受けた Yuanfudao(猿輔導)や、今年6月にシリーズ E ラウンドで7.5億米ドルを調達した Zuoyebang(作業帮) などがある。また、TikTok の親会社である ByteDance(字節跳動)は先月、独自のエドテックブランド「Dali Education(大力教育)」をローンチした

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【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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