中国版TikTokの「Douyin(抖音)」、電子ウォレット機能を追加——Alipay(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)に対抗

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Image credit: 123RF

「TikTok」を運営する Bytedance(字節跳動)は、動画共有アプリ「Douyin(抖音)」に電子ウォレット機能を導入した。この動きは、中国のモバイル決済分野における「Alipay(支付宝)」や「WeChat Pay(微信支付)」の独占に大きな脅威をもたらす可能性がある。

重要視すべき理由:Douyin は、TikTok の中国国内版であり、9月時点で月間アクティブユーザ数が6億人に達しており、中国で最も利用されているアプリの一つだ。

  • Bytedance(字節跳動)は、決済分野に参入するという野心を持っているが、中国の厳しい金融規制のために長い間妨げられてきた。同社は昨年9月、2年前に買収した湖北省に拠点を置く小規模な決済会社から決済ライセンスを継承した
  • EC 大手 Alibaba(阿里巴巴)の Alipay とインターネット企業 Tencent(騰訊)の WeChat Pay は、インスタントメッセージングアプリ WeChat(微信)内の機能で、市場を支配する二大プレーヤーだ。市場調査会社 iResearch(艾瑞)によると、この2社は中国のオンライン決済市場の約95%を占めている。

詳細情報:Douyin が最近「Douyin Pay(抖音支付)」をチェックアウトページに追加したと中国メディアが19日に報じた。この決済手段を使って、ユーザはライブ配信者へのバーチャルギフトを購入したり、Douyin の EC プラットフォーム上で商品代金の支払を行ったりすることができるようになる。

  • Bytedance は TechNode(動点科技)への声明で、Douyin Pay は「既存の主要な決済手段を補完するために導入された」と述べている。Bytedance の広報担当者によると、この機能はしばらく前から利用可能で、以前はテストモードになっていたという。
  • Douyin は以前、決済手段として WeChat Pay と Alipay をサポートしていた。Douyin Pay では、ユーザは中国銀行招商銀行など10行のカードをリンクすることができる。
  • 決済は、2018年に買収した湖北省を拠点とする Ulpay(合衆支付)が処理する。

背景:EC やレンディング(融資)サービスなど、Bytedance が提供する多くのサービスには、社内決済ツールが欠かせない。

  • Bytedance は、活発なライブストリーミングコミュニティを中心に、Douyin 上で EC プラットフォームを構築している。ライブストリーミング EC として知られるこのビジネスモデルは、2019年以降、中国で大規模な成長を遂げている。
  • 同社は2019年10月にレンディングアプリを立ち上げ、消費者金融、分割払、クレジットカードサービスをユーザに提供している。また、Douyinは最近、ユーザが請求書を毎月分割払できる機能「Dou Fenqi(Dou 分期)」を開始していたと中国メディアが報じた

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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