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Facebook は、オンラインショッピング機能「Shops」を「WhatsApp」と同社の e コマースプラットフォーム「Marketplace」に拡大することを発表した。これは、Facebook によるソーシャルコマースの分野へのさらなる進出を意味するものだ。
同社によると、これにより一部の国の企業は WhatsApp 上で店舗を紹介することができるようになる。Facebook は、この機能がアメリカで導入されるものの、その他の国で導入されるかどうかについては明らかにしなかった。
WhatsApp は昨年12月にオンラインショッピング機能を導入しており、今回の展開はそれに続くものだ。
WhatsApp の最大のユーザ層は約4億人を抱えるインドで、アメリカ、ブラジル、インドネシアがそれに続く。この新しいオンラインショッピング機能は、Facebook 傘下のメッセージングプラットフォームが、Amazon、Walmart の Flipkart、Reliance Retail といったインド国内の大手企業に対抗するのに役立つ可能性がある。
Facebook は今回の展開により、企業がアメリカの Marketplace に Shops 機能を表示できるようになり、毎月10億人を超える訪問者にリーチできるようになるとしている。
Facebook Shops は、企業が1つのオンラインストアを立ち上げ、顧客が Facebook や Instagram でアクセスできるようにするものだ。また、企業はカタログから掲載したい商品を選び、カバー画像やブランドをアピールするアクセントカラーを使ってショップをカスタマイズすることができる。
Facebook は、オンラインショッピング機能にパーソナライズされた広告サービスも導入したと述べている。
Facebook は声明の中で次のように述べている。
コマースは何年も前から Facebook の DNA の一部であり、小売ブランドはパーソナライズされた広告を使って顧客にアプローチしてきた。ここ数十年で人々の買い物の仕方は変わった。ショッピングモールに足を運ぶことからオンラインで購入するようになり、今では、自宅のソファでサングラスをバーチャルに試着するようになった。
今後数ヶ月の間に、Facebook は Shops の商品評価・レビュー機能を Instagram にも拡大する予定だ。
【via Tech in Asia】 @Techinasia
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