東大発・衛星推進機開発のPale Blue、4ファンドから4.7億円をシリーズA調達——デットを含む累積調達額は10億円に

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Pale Blue のメンバー。最前列左から3人目が代表取締役の浅川純氏。
Image credit: Pale Blue

超小型衛星用のスラスタ(推進機)を開発するスタートアップ Pale Blue は28日、シリーズ A ラウンドで4.7億円を調達したと発表した。このラウンドには、インキュベイトファンド、三井住友海上キャピタル、スパークス・イノベーション・フォー・フューチャー、KURONEKO Innovation Fund(ヤマトホールディングスとグローバル・ブレインが運営)が参加した。

インキュベイトファンドと三井住友海上キャピタルは前回シードラウンドに続くフォローオンでの参加。また、商工組合中央金庫と2,000万円の融資契約、経済産業省より令和2年度補正宇宙開発利用推進研究開発(小型衛星コンステレーション関連要素技術開発(推進系技術、初年度予算は最大3.0億円)を受託したことも明らかにした。デットを含めた累積調達額は約10億円。

Pale Blue は、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻の小泉研究室のメンバーを中心に昨年4月創業。直前まで同研究室で特任助教を務めていた浅川純氏が、Pale Blue の代表を務める。創業時は4名だったメンバーも、1年半を経て19名まで増えた。

Image credit: Pale Blue

人工衛星はロケットで打ち上げられ定められた軌道に投入されるが、その後、軌道修正や移動をするためにはスラスタが必要になる。この際の推進剤にはヒドラジンのような化合物が用いられることが多いが、人体に毒性のある劇物であるなどの理由から取り扱いが難しく、大型の衛星にしか搭載できない。Pale Blue は、超小型衛星にも搭載しやすい水を推進剤としたスラスタを開発した。

Pale Blue は創業以降、JAXA の革新的衛星技術実証3号機に搭載する実証テーマへの選定、文部科学省への採択など、水を推進剤として用いた超小型推進機の開発を進めてきた。同社では今回調達した資金を使って、グローバルを含めたチーム強化、量産体制の構築、新たな研究開発を進める。

via PR TIMES

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