次世代キャラはソーシャルメディアから生まれる:「Superplastic」2,000万ドルを調達(2)

SHARE:
Above: Superplastic’s Janky (left) & Guggimon.
Image Credit: Superplastic

(前回からのつづき)Budnitz氏は、以前からバーチャルインフルエンサーの波を追いかけていた。おもちゃから生まれたキャラクターが好きだという彼は、それを生かしてKidRobotを設立し、2012年に売却した。Budnitz氏(KidRobot、Ello、Budnitz Bicyclesの生みの親)は、エンターテインメントのグローバルブランドとして新たにSuperplasticを立ち上げた。

Superplasticでは、次世代の有名なアニメキャラクターの世界がテレビや映画からではなく、ソーシャルメディアから生まれたら素敵だと考えた。最初のものは、人間の外見が非常にリアルなものが多かった。しかしBudnitz氏は、そのようなものは不気味であり、これからはアニメーションキャラクターが主流になると考えている。

「アニメを使うことで、これまで誰もできなかったような方法でストーリーを伝えることができるんです。ストーリーはインタラクティブなので、素晴らしいストーリーを語ることができる。楽しいことに夢中になれるんです」(Budnitz氏)。

1年半ほど前にJankyなどの3Dアニメーション・キャラクターを発売したところ、バイラルで成功した。NFTの場合はキャラクターがアーティストとなり、そのキャラクターがデザインしたおもちゃやアートを集める人がいる。

数百万人のフォロワーがおり、InstagramやTikTokでは、Janky、Guggimon、Dayzee、Staxx、Pandakat、Kranky、Shüdogなどがセンセーションを巻き起こしている。2021年6月にGuggimonは「Fortnite」の新しいプレイアブルキャラクター8人のうちの1人となった。

「キャラクターの世界は広がっています。他のキャラクターにも取り組んでいますし、来年にはヒップホップグループのアニメーションが登場します。2つの映画にも取り組んでいて、そのうち1つは資金提供を受けていますよ」(Budnitz氏)。

(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する