01Booster、来春にも初となるファンドを組成へ

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01Booster 代表取締役の鈴木規文氏
Image credit: 01Booster

大企業のコーポレートアクセラレータを運営する 01Booster(ゼロワンブースター)は8日、同社が開催するカンファレンス「01Booster Conference」の中で、来春にも初となるファンドを組成することを明らかにした。2012年3月に創業した 01Booster は2022年3月で創業10周年を迎える。ファンドはこの節目の時期となる、2022年3月を目処に組成される見込みだ。

同社は子会社(仮称:ゼロワンブースターキャピタル)を設立し、GP(ゼネラルパートナー)としてファンドを運営する。ファンド規模、チケットサイズ、LP、投資スコープについては現時点で不明。投資先には、IPO と M&A の両方でのイグジットを期待できるものになるという。大企業向けの支援を提供する同社だけに M&A が当初から選択肢に入っているのは特徴的かもしれない。

代表取締役の鈴木規文氏は以前のインタビューの中で、「元来アクセラレータは自らも投資してスタートアップを共に育てるべき」との考えに基づき、バランスシートの中から、アクセラレータに参加したうち30社程度に投資を実行し、2社のイグジットを出したことを明らかにしていた。また、この際に参画した浜宮真輔氏が投資を中心に担い、独立したファンドを組成する可能性を示唆していた。

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