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Image credit: Masaru Ikeda
運送管理 SaaS「アセンド・ロジ」を開発・運営する ascend は14日、プレシリーズ A のエクステンションラウンドで B Dash Ventures(BDV)から資金調達したと発表した。10月に実施したプレシリーズ A ラウンドに続くものだ。
同社はこの調達を受けての累積調達額が約2億5,000万円に達したことを明らかにした。ascend は今回のエクステンションラウンド単独で調達した金額を明らかにしていないが、累積調達額とか過去の調達額の差分から5,000万円前後と推定される。
ascend は10月に福岡で開催された B Dash Camp 2021 Fall in Fukuoka のピッチコンペティション「Pitch Arena」で、Special Award と野村賞を受賞。これがきっかけとなって、今回、BDV からの出資が決まったとみられる。同社にこれまでに出資した投資家は、BEENEXT の ALL STAR SAAS FUND、サムライインキュベート、名前非開示の物流不動産会社1社など。
ascend は、運行管理業務のデジタル化を通じて、運送案件のデータ化を促し、経営改革に資するインサイトを提供する BI-SaaS 「アセンド・ロジ」 を開発。一般貨物運送会社の運行管理者にダッシュボードを提供することで、配車表や各種帳票の作成などでデータを二重入力する手間を排除する。
ascend がターゲットとするのは、一般貨物の地場配送の運送会社だ。これらの事業者へのシステム導入はオンボーディングコストが高く、潜在的な競合事業者には参入障壁となる。行政・業界団体とも連携しつつ、ダイナミック・プライシングやマッチングプラットフォーム、SCM 連携機能等、実際に収益を改善するための開発を進める。
via PR TIMES
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