
Image credit: franky
<23日19時更新> エリオットについては買収ではなく合併と判明。該当箇所を追記・削除(赤字部)。
エウレカ共同創業者として知られる赤坂優氏と西川順氏が2017年に創業した franky は、DNVB(Digitally Native Vertical Brand)事業を展開するスタートアップだ。これまでに、バイオエタノール暖炉を販売する「EcoSmart Fire(エコスマートファイヤー)」を買収、ストリートブランド「WIND AND SEA」を運営するエリオットを買収と合併したほか、ライフスタイルブランド「OY(オイ)」やトラベルブランド「moln(モルン)」 、古田諭史シェフをチーフプロデューサーに迎えた料理とワインのサブスク「tokotowa」などを独自に立ち上げている。
同社は今年7月、旬の食材を使用したヒューマングレードのおやつと、月ごとのテーマに合わせたおもちゃ、ペットケア用品などを詰め合わせたギフトボックスのサブスク D2C サービス「Qualum(カルム)」をローンチしたが、このサービスをマイナーピボットさせ、獣医師監修の100万通りの診断結果をもとに、愛犬用おやつをサブスク D2C で届けるサービスとして正式ローンチした。このサービスは犬種特化型で、当初はチワワ、トイプードル、ダックスフンドの3犬種から対応し、順次、対応犬種を拡大する予定。
Qualum では国内160犬種の基礎データと、犬種・性別・アレルギーなど約10項目に回答するパーソナライズ診断機能「愛犬ヘルスチェック」により、愛犬の健康維持に必要な栄養成分やカロリー目安を算出。これまでの100万通りのヘルスチェック結果から、獣医師監修による診断データに基づいて愛犬ごとの個性や悩みに寄り添ったおやつを提案し、それぞれの愛犬に必要なものを専用ボックスで届ける。獣医師で、保護犬の〝犬材〟派遣会社 Buddies 代表取締役の寺田かなえ氏が Qualum の開発に協力する。
12月は、フレッシュペットフードを D2C 展開する PETOKOTO がシリーズ A ラウンドで5億円を調達、フレッシュペットフード「CoCo Gourmet(ココグルメ)」を開発・運営する D2C スタートアップのバイオフィリアがシリーズ A ラウンドで5.6億円を調達するなど、ペット系スタートアップの躍進が目立った。Qualum は売上の一部を、PETOKOTO が運営する保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI」の登録保護団体への寄付金に設定したことも明らかになっている。
via PR TIMES
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