
Image credit: Tokyu Construction
東急建設(東証:1720)は8日、グローバル・ブレインと CVC ファンド「TOKYU-CONST GB Innovation Fund L.P.」を設立したことを明らかにした。ファンド規模は50億円で、GP をグローバル・ブレイン(無限責任組合員)が、LP(有限責任組合員)を東急建設が務める。東急建設は昨年5月、スタートアップ投資に向け、50億円の枠を設定したことを明らかにしていた。チケットサイズなどは不明。
東急建設は今後10年間の長期経営計画で、3つの提供価値「脱炭素」「廃棄物ゼロ」「防災・減災」に加え、「人材」「デジタル技術」の領域においてもオープンイノベーションを加速し、建設事業の変革と新規事業の創出を目指す方針を打ち出しており、同ファンドをを通じてスタートアップとの新たな協業・オープンイノベーションをさらに促進するとしている。
東急建設は昨年、太陽光パネル保守自動化のヒラソル・エナジーのシリーズ A ラウンドに参加している(出所が当該ファンドかどうかは不明)。
グローバル・ブレインは、KDDI、三井不動産、ソニーフィナンシャルグループ、セイコーエプソン、 ヤマトホールディングス、キリンホールディングス、日揮ホールディングス、農林中央金庫、三菱電機の CVC ファンドをジェネラルパートナーとして運営している。東急建設の CVC ファンドを手掛けることで、グローバル・ブレインは計10の大手事業会社の CVC ファンドを手掛けることになる。
グローバル・ブレインは昨年12月、年次イベント「Global Brain Alliance Forum 2021」を開催し、その席上、活発化している世界の CVC ファンドの動きをモニタリングしながら、そうして得られた知見を自社運営の CVC ファンドにも取り込み、LP である事業会社各社のバリュープロポジションを見ながらスタートアップへ協創やシナジーを促したいとしていた。
via PR TIMES
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