Monthly Pitch! 今月紹介の注目スタートアップ4社の顔ぶれ

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本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイトに掲載された記事からの転載

Monthly Pitch!注目スタートアップでは、Monthly Pitch編集部と協力し、毎月開催されるピッチ登壇社から特に注目のスタートアップを毎週ご紹介していきます。

今月お届けする5社は次の通りです。

認知能力成長支援「Edv Path」を運営するEdv Future
カタコト英語から始まるバーチャル海外生活「fondi」を運営する Compass Pioneering
植物由来ヴィーガンレザー「CRAFSTO」を運営するヘリテッジ
オフサイトの企画・管理サービス「Telesite」を運営するRemotehour

また、毎月第2水曜日に開催される Monthly Pitch へのピッチ登壇、オーディエンス参加を希望される方は、こちらから

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認知能力成長支援「Edv Path」を運営するEdv Future

サービス概要:EdvPath(エデュパス)」は「非認知能力(ポテンシャリティー)」に着目し、生徒の主体的な学びと自律的な進路選択を実現するため、一人ひとりの非認知能力を可視化・数値化し、データとして蓄積することで生徒の成長支援を行い、最適なカリキュラムとコーチングを提案するアカデミックアドバイスソフトウェアです。非認知能力の教育効果を可視化し、AIが継続的なサポートプランを提供します。

Monthly Pitch編集部はココに注目:自己肯定感、意思決定力、コミュニケーション能力、メタ認知、やりぬく力等、学力以外のスキルを指す「非認知能力」。従来の学校のテストでは、その測定が難しいとされていますが、2021年度から中高の成績表に反映されています。受験においても総合型選抜入試(旧AO入試)が台頭し、学校における非認知能力の育成と評価は重要なミッションとなりました。しかし非認知能力には確立した測定方法がないため、教師の経験と勘頼りになり、教育効果が見えないという問題点があります。その問題を解決するために開発されたのが EdvPath です。日本には直接的に学力を上げるサービスはあっても、非認知能力を育て学習効果を高めるサービスは多くありません。その間隙を Edvpath が狙います。

カタコト英語から始まるバーチャル海外生活「fondi」を運営する Compass Pioneering

サービス概要:Compass Pioneering が運営する「fondi」はバーチャル英会話サービス。アジア圏を中心に世界中のユーザーがメタバース空間に集まり、簡単なゲームも織り交ぜながら、英語生活を楽しみます。多様なシチュエーションやゲームといった工夫が英語学習を加速させる、今までとは違った英語学習サービスです。

Monthly Pitch編集部はココに注目:世界のデジタル英語学習市場はCAGR17%で成長中だそうです。しかしAPAC諸国には未だ英語学習の十分な手段は届いていません。このギャップを埋めようとしているのがfondiです。fondiのユーザーはインドネシア・タイのユーザーで40%を占めており、8カ国・9地域のユーザーが使っているとのことで、既にグローバルで使われるサービスとなっています。ユーザーは1日あたり平均で120分もfondiを利用。ユーザーにとってfondiはなくてはならないサービスとなっていることが窺え、英語学習者にとって一見の価値があるサービスとなっています。

植物由来ヴィーガンレザー「CRAFSTO」を運営するヘリテッジ

サービス概要:ヘリテッジが運営するのは、環境配慮素材を使用したサステナブル・ジェンダーレスブランド「CRAFSTO(クラフスト)」。少量の雨水で生育でき、半年で生え変わるサボテンを資材原料に使用したヴィーガンレザーや、廃棄予定のリンゴを使った商品等を展開しています。

Monthly Pitch編集部はココに注目:近年高まっているヴィーガン志向。レザーにも影響が出ており、ヴィーガンレザーの市場は年々拡大しています。8割がアニマルレザーよりヴィーガンレザーを好み、お金を多く支払ってもいいと回答するアンケート結果もあるそうです。CRAFSTOはそんなアニマルレザーをはじめ、環境配慮型の素材を使って商品を展開しています。浅草橋に店舗兼工房を構えブランドの魅力を伝えつつ、ECで商品を販売。社内に職人を抱えているため製品開発やセミオーダー対応に強みをもち、小ロット生産でリスク回避にも余念がありません。今後は商品ジャンル開発×チャネル開発×機能開発の3つの軸を戦略に据え、グローバルに展開していくとのことです。

オフサイトの企画・管理サービス「Telesite」を運営するRemotehour

サービス概要:コロナ禍で浸透したリモートワーク。とはいえ年に1度くらいは集まって仕事をしたり親交を深めたいもの。そこで注目を集めているのが、社外ミーティングを指すオフサイト(会社ではない場所でのミーティングや合宿)です。しかしオフサイト運営の企画をしたことがあるという方は少ないですし、目的地を決め、ホテルを予約し、誰がいつ行くのかを確認してフライトを手配し、現地でのアクティビティを決め……と、とにかくやることが多くて大変なのがオフサイト。年に2〜3回も開催しようとすると、そのために専業の採用をしなければならないほどです。このオフサイトの面倒をシステム化によって解決しようとしているのが「Telesite」。ワークフローや従業員管理、予約、予算管理等に機能を備え、オフサイト運営を効率的に実行します。

Monthly Pitch編集部はココに注目:COVID-19の影響もあり、日本も含め世界ではリモートワークが当たり前になりました。アメリカの会社では、アメリカ全土・ヨーロッパに移住するようなケースも珍しくないため、オフサイトの企画・運営は余計に大変だそうです。そこでTelesiteはオフサイトの問題を解決し、効果的で効率的なオフサイト体験を企業に提供します。リモートワークを前提としたワークプレイスやワーケーション等のサービスも増える中、今後はオフサイトを企画する企業も増えていくと予想され注目です。

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