NOT A HOTEL、シリーズAで20億円調達、既存ホテルの協業モデルは2025年30拠点拡大へ

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80名体制になったNOT A HOTEL(同社プレスリリースより、撮影場所は宮崎のNOT A HOTEL  AOSHIMA)

ニュースサマリ:ホテルブランドの開発・運営を手がけるNOT A HOTELは10月14日、第三者割当増資の実施を公表した。引受先になったのはANRI、オープンハウスグループ、SMBCベンチャーキャピタル、 And Doホールディングスおよび名称非公開の個人投資家。ラウンドはシリーズAで調達した資金は19億6,000万円。

なお、今回の増資公表はファーストクローズで、今後の事業パートナーからの調達で追加の増資枠も設定している。融資と合わせてシリーズAラウンドでは30億円相当を集める予定とのことだ。

同社の増資はこれまでシードラウンドのみで、2020年4月の創業以降、同社には濵渦氏と個人投資家のほか、ANRI、GMO Venture Partners、SMBCベンチャーキャピタルが出資している。シードラウンドからこれまでに集めた資金は累計で41億1,000万円となる。調達した資金でサービス開発やマーケティングなどの強化、組織体制の拡大を進める。

「PARTNER HOTELS」の提携モデルは2025年までに30拠点拡大を目指す

また、年内には開業した宮崎県青島に続いて栃木県の那須にあるNOT A HOTEL NASUの開業が予定されており、その他にも福岡や北軽井沢、石垣、みなかみなどの新拠点での開発を進めている。

さらに今月7日には既存のホテルをNOT A  HOTELとして相互利用できる事業提携モデル「PARTNER HOTELS」を開始。沖縄県にあるホテルブランドとの協業案件を披露した。今後はこの既存ホテルブランドとの協業を加速させ、相互利用可能な拠点の数を2025年に30拠点まで展開するとしている。

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