中国向け越境ECやマーケティング運営のトレンドExpress、GCPらから33億円をシリーズC調達

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Image credit: Trend Express

中国を中心とした越境ビジネスプラットフォームを展開するトレンド Expressは19日、シリーズ C ラウンドで33億円を調達したことを明らかにした。このラウンドはグロービス・キャピタル・パートナーズがリードし、JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ、WMパートナーズ、サファイア・キャピタル、電通ベンチャーズ、DIMENSION、DNX Ventures、MTG Venture、エアトリ(東証:6191)が参加した。DNX Ventures、MTG Ventures、エアトリはフォローオンでの参加。

これは2019年10月のシリーズ B ラウンド、2019年12月の NTT ドコモ・ベンチャーズからの調達(シリーズ B ラウンドのエクステンションと推定)に続くものだ。今回ラウンドを受けて、累積調達額は、約45億円に達した。

トレンド Expressは2015年11月にホットリンク(東証:3680)の新規事業としてローンチし、2017年1月に分社化された。元々は「爆買いブーム」の波に乗り、インバウンド顧客の需要予測ツールの開発、中国消費者に向けた PR サービスの提供、越境 EC プラットフォーム事業で成長を続けていたが、新型コロナウイルスの影響でインバウンド需要が消滅したことをきっかけにアウトバウンド領域に方向転換した。現在は、グローバルブランド企業の商品開発、生産需要の精緻化、調査・広告、流通販売、CRM などのバリューチェーンを支える越境ビジネスプラットフォームを提供し、2021年はパンデミック以前の売上の約3倍の売上を達成している。

調達した資金は、越境ビジネスプラットフォーム事業の成長加速に向けて、データテクノロジーを中心とする人材の採用と育成、中国以外の国の市場開発を目的に事業のグローバル展開を進めるのに用いられる予定だ。

via PR TIMES

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