ビジネスユースに照準、ハイエンドVRヘッドセット「Meta Quest Pro」がお披露目【CANVAS 編集後記】

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今週の話題(10月8日〜10月14日)

プレス発表会で記事を書いたGames BeatのDean Takahashi。彼はMeta Quest Proを着用中。

先週話題になったのは、Meta が発表したハイエンド VR ヘッドセット「Meta Quest Pro」でした。10月25日に1,500米ドルで発売される予定です。

ローエンドの家庭用ヘッドセットは数万円で手に入るようになりましたが、高度な仕様を追求すれば、コストも上がることになります。問題はそれで売れるのかということになリますが、仕事で使える道具として企業に売ることができれば、少々値が張っても受け入れられるかも…という皮算用でしょう。

日本でも VR ヘッドセットを福利厚生で社員に配る企業が出てきていますから、リモートワークが定常化しつつある今、オフィス賃料や通勤費を負担することに比べれば、数ヶ月でペイできてしまいます。よりよい VR 環境を提供し、ストレスフリーな環境で優秀な人材に来てもらおう、という企業は増えてくるかもしれません。

今週の調達ニュース

毎週発表されるスタートアップの資金調達やテックトレンドを週単位でまとめてお届けします。今週特に注目を集めた話題は「NOT A HOTEL、シリーズAで20億円調達、既存ホテルの協業モデルは2025年30拠点拡大へ」でした。国内主要スタートアップ各社の調達ニュースは一覧からどうぞ。

注目テックトレンド

Image credit: Bear Robotics

注目テックトレンドのコーナーではContributorsに参加しているオウンドメディアやテックメディアの翻訳、オリジナルにピックアップした国内外スタートアップの話題をタグにまとめてお届けします。

特集記事では、「既存事業の完全無人化ビジネス」をシリーズでお届けしました。人間の労働がロボットや機械に取って代わられることで無人化が進むことをは世の常です。少子高齢化で労働人口が急速に減少しているのは先進国共通の悩みなので、この流れはますます加速していくでしょう。

ビジネスが無人化すると、それまでオペレーションビジネスだったものが、不動産ビジネスになります。人件費がいらないので、賃料と売上のバランスでブレイクイーブンが成立すれば商売できるようになります。サラリーマンが副業で駐車場やコインランドリーを経営するように、レストランさえ経営できる日が来るかもしれません。

注目テックトレンドタグまとめ

Contributors 話題

インタビュー

話題の人物のインタビューやイベントセッションなどのコンテンツをポッドキャストやコラムなどでお送りします。

渋谷の街には、ロボットストアや無人ストアなど、いろいろ実験的な店が増えています。社会実験を意図した期間限定のポップアップストア的なものが多いのですが、人々に受け入れられることが実証できれば、実運用での全国展開は意外にも早いかもしれません。9月に渋谷にオープンした、ロボットによる無人コンビニエンスストア「au ミニッツストア」の立役者にお話を伺いました。

その他の10月・インタビュータグまとめ

次週のまとめは10月15日から10月21日までのサマリーです。毎週月曜日更新中。

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