AI問診サービスのUbie、62.6億円をシリーズC2調達——累積調達額は107.2億円に

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Image credit: Ubie

症状検索エンジン「ユビー」や AI 問診サービス「ユビー AI 問診」などを開発・提供する Ubie は6日、シリーズ C ラウンドのセカンドクローズで62.6億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、総合メディカル、AAIC Investment、新生企業投資(日本インパクト投資2号)、楽天キャピタル。調達金額には、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫、みずほ銀行からのデットが含まれる。

これは、同社が7月に発表したシリーズ C ラウンドのファーストクローズに続くものだ。今回の調達を受けて、Ubie の累積調達額は107.2億円にに達した。また調達と合わせ、社外取締役としてブラックストーン・グループ・ジャパン代表取締役会長の重富隆介氏、常勤監査役として公認会計士の吉川和美氏が就任したことも明らかになった。

同社が提供するユビーは、症状から適切な医療への案内をサポートするサービス。生活者は自宅等で症状等を入力することで、適切な受診先・タイミングを調べることができる。また、ユビー AI 問診は、医療機関の紙の問診票のかわりにタブレットを活用した問診サービス。医療機関で患者はタブレットを使って症状を入力することで、診察前の待ち時間を活用し、事前に詳しい症状の内容を伝えることができる。

ユビーの利用者は月間500万人。また、ユビー AI 問診は1,000以上の医療機関に導入されている。昨年ローンチした患者と医療機関をデータ連携する事前 Web 問診サービス「ユビーリンク」は、15,000以上の医療機関が登録している。Ubie では、今回調達した資金を使って、大手製薬企業20社以上の取引のある製薬企業向け事業の人員、ユビー AI 問診の導入とサクセスを担う医療機関向け事業の人員を増強し、ユビーのシステム開発とさらなる認知度向上を目的としたマーケティング施策の実施を行うとしている。

via PR TIMES

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