AIとスタイリストが洋服選び+D2Cの「DROBE」、フェムトらのリードで10.6億円をシリーズB調達

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DROBE の皆さん。最前列中央右が CEO の山敷守氏。
Image credit: Drobe

<2日午後3時更新> 会員数を訂正。

パーソナルスタイリングサービス「DROBE」を運営する DROBE は11月30日、シリーズ B ラウンドで10.6億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは日本郵政キャピタルとフェムトパートナーズがリードし、三菱 UFJ キャピタル、三井住友海上キャピタル、AG キャピタルが参加した。これは、DROBE にとって2021年6月に実施したシリーズ A ラウンドに続くものだ。フェムトパートナーズは今回、シリーズ A ラウンドに続くフォローオンでの参加。

DROBE は2019年4月、三越伊勢丹ホールディングス(東証:3099)、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、BCG Digital Ventures が、共同プロジェクトを経て出資する形で設立された。2019年9月に DROBE をローンチ、これまでに会員数は5万人15万人を超えている。2021年6月のシリーズ A ラウンドの際には MBO(現経営陣による買収)で独立、現在は BCG Digital Ventures のプロダクトディレクタだった山敷守氏が CEO を務める。

BCG Digital Ventures からカーブアウトしたスタートアップとしては、ユニ・チャームと BCG Digital Ventures が共同で創業した中国育児メディア「Babily(貝貝粒)」を展開する Onedot(万粒)が知られている。山敷氏は BDG Digital Ventures でプロダクトディレクタを務める前、東京大学在学中に学生向け SNS「LinNo」を立ち上げ、ディー・エヌ・エー(DeNA)でヤフーとの事業提携を牽引したのち、無料通話アプリ「comm」の立ち上げでプロジェクト責任者を務めた人物だ。

DROBE は、AI とプロのスタイリストが共同して洋服を選び、自宅に届けてくれるサービスだ。言うまでもなく、今年6月に上場を果たしたエアークローゼット(東証:9557)とは「airCloset Fitting」というサービスで競合する存在だ。DROBE は今回調達した資金を使って、今後は、B2B 事業の展開も通したアパレル各社との「パーソナルコマース」の市場の確立を目指すとしている。

via PR TIMES

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