5万円までのAIツール補助ーーミラティブが社員のAI研究を推進「AI自由研究制度」を試験導入

SHARE:
福利厚生として社員にChatGPTの有料利用補助を提供しているミラティブが新たな制度を発表

スマホゲーム配信「Mirrativ」を提供するミラティブは3月27日、4月から「AI自由研究制度」を試験導入することを発表した。この制度は社員が自由にAIなどの最新技術に挑戦し、企業の競争力強化につなげることを目的としている。ミラティブは既に全社員に「ChatGPT Plus」の利用料補助を行っており、今回の「AI自由研究制度」はそれに加えた新たな取り組みとなる。

制度の内容は、一人当たり5万円までのAIツール試験導入費用補助「AIツールサポート制度」と、希望者が業務時間の20%をAI活用研究に充てられる「AIプロジェクト20%ルール」の2つ。研究内容は社員が企画・提案し、個々の社員が新しい技術やアイデアに積極的に取り組めるようになることが期待されている。試験運用は1カ月間で、その後の継続や本プロジェクト化などの判断をする。同社は今回の制度における社員からのフィードバックとして本誌取材に対し次のようにコメントした。

「ChatGPT Plus」の利用料金の補助を導入して以降、社内ではAI技術の活用方法を研究することが当たり前の日常となりました。「ChatGPT Plus」を利用するメンバーを中心に、オープンスラックで学びや気づきを日々共有・蓄積しています。この度発表した「AI自由研究制度」を導入以降、社内でのAI活用の幅はより広がっていきそうです。

AIと連結した新しい形のコミュニケーション方法や、AIを搭載したゲーム体験など、プロダクトのさらなる成長を予感させるアイデアも多く出ています。AIを活用した独自プロジェクトを希望するメンバーからはすでに「AIプロジェクト20%ルール」の使用申請も行われています。今後、ミラティブ社内でのAI活用はますます大胆に、そして、より一層加速していきますし、これら一連の試行で得た経験・ノウハウは、必ずミラティブの競争力となると確信しています」

via PR TIMES

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する