宇宙用汎用作業ロボット開発のGITAI、シリーズB延長で40億円調達——月にローバー送り込み目指す

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Image credit: Gitai

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商業宇宙開発では、月を重要な焦点とした構想が進行中だ。GITAI(GITAI Japan)は、このビジョンを実現するために自律型ロボットを活用することを提案している。同社は宇宙でのさまざまな作業にロボットを使用することができると考え、宇宙向けのロボットアームやローバーを開発している。GITAI は24日、シリーズ B のエクステンションラウンドで40億円を調達したと発表した。

参加したのは、グローバル・ブレインが運用する CVC ファンド複数、大和企業投資、第一生命保険、ANRI、日本ベンチャーキャピタル、JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ、電源開発、三菱 UFJ キャピタルなど。これは2021年3月に発表した、18億円を調達したシリーズ B ラウンドに続くものだ。正確な累積調達額は不明だが、今回分を含め公開されているものの合算で70億円程度に上る。

GITAI は調達した資金をアメリカでの社員体制の増強や製造・試験能力の拡大に充てる予定だ。Gitai は既に日本での採用を停止しており、アメリカでの人員を増やす計画で、月の模擬環境や真空チャンバーなどの試験施設を建設中だ。同社の最終目標は、主力製品であるロボットアームとローバーの技術的な準備度を高めることで、2026年までに月にローバーを送り込むことを目指す。

via TechCrunch

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