タッチ決済・ID認証・健康管理を指で実現、スマートリング「TwooCa Ring」が初公開

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決済機能付きデジタル社員証「TwooCa(ツウカ)」を運営する Kort Valuta(コートヴァリュタ)は6日、決済機能と心拍数、睡眠などのヘルスケアデータの取得が同時に出来るスマートリング「TwooCa Ring(ツウカリング)」のプロトタイプを公開した。リングには Visa など国際ブランド認定チップを実装しており、主要クレジットカード(Visa プリペイド)のタッチ決済が世界中のオフライン加盟店で利用が可能になる。VISA プリペイドのイシュアは、オリエントコーポレーション(東証:8585)が務める。

Kort Valuta は2014年8月、仮想通貨 Ripple の開発の携わったエンジニアの一人でもある柴田秀樹氏により創業。Kota Valuta とは、スウェーデン語で「カードの価値」を意味する。一つのデバイスに複数機能を組み込んだのが特徴で、社員証、従業員への福利厚生ポイント付与、ヘルスデータ取得、決済に利用が可能だ。Dapp や DeFi で見られるのは分散型社会の概念も TwooCa には取り入れられているという。なお、柴田氏は、Web3 スタートアップ Super Massive Global の CTO としても知られる。

Korta Valuta はこれまでに、2022年3月にプレシリーズ A ラウンドでエメラルドケーブから1億8,900万円、2023年にシリーズ A ラウンドで Next Life から5億円を調達し、累積調達額は15億4,500万円に達している。同社は2016年に「TwooCa Wallet(ツウカウォレット)」をローンチ、2023年3月に ChatGPT を利用した「TwooCa Concierge(ツウカコンシェルジュ)」の開発に着手したことを明らかにしている。FinTech × HealthTech = IDTech と位置付け、「健康」と「お金の健康」の可視化を目指す(マネーヘルス)としている。

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