BRIDGE

タグ Payme

行動原理は「尊敬、突撃、優勝」。いつ死んでも後悔のない成果を出すために、ペイミーがやってるカルチャーづくりについて

サービスが市場に受け入れられたスタートアップに待ち構えるハードルのひとつに「組織づくり」があります。世の中にはいろいろなメソッドがあるようですが、実際、どのようにしてクリアしているのでしょうか? こんにちは。給与を即日に支払える「Payme」を開発・運営しているペイミー代表の後藤道輝です。ペイミーは現在20名ほどの体制でまさにその壁を楽しみながら乗り越えようとしている最中です。 少しだけ私たちのこ…

payme_004
20名ほどのスタートアップが拡大に向けて取り組むカルチャーづくり(Paymeメンバー)

サービスが市場に受け入れられたスタートアップに待ち構えるハードルのひとつに「組織づくり」があります。世の中にはいろいろなメソッドがあるようですが、実際、どのようにしてクリアしているのでしょうか?

こんにちは。給与を即日に支払える「Payme」を開発・運営しているペイミー代表の後藤道輝です。ペイミーは現在20名ほどの体制でまさにその壁を楽しみながら乗り越えようとしている最中です。

少しだけ私たちのことをお話すると、人手不足などで困っているレストランなどの事業者の方が、多種多様な人たちに働いてもらえるよう「給与日払い」という選択肢を提供できるお手伝いをしております。現在、300以上の企業に導入していただき、流通している金額もこの半年で倍増しています。

私たちがサービスを開始した2017年の夏頃に比べると、ニュースなどで「給与即日払い」という文字を見かけることも多くなりました。こういった世の中のモメンタムを感じられる状態になると、参入してくる事業者も増えてきます。例えば1990年代〜2000年代初頭には消費者金融が全盛になった時期がありまして、グレーゾーン金利などの問題から激しいブームアンドバーストを起こしたことはご存知の通りです。

こういった激しいアップダウンがある場所には野心的な人が集まりますし、採用や組織づくりは経営陣にとっての腕の見せ所でもあります。私たちがこの課題に対して取り組んだのは次のようなことです。

  • 目指す世界の言語化
  • 迷った時のルール「行動規範(バリュー)」づくり
  • カルチャーを定着させるための「仕組み化」

payme_001

まず、そもそも私たちが強く願っている理想があります。それは想いや才能ある若者たちが公平に夢をつかみ取れる、そんな世界のことです。もちろんビジネスなので継続的な仕組みにするためのビジネスモデルは必要ですが、それ以上に作りたい世界の方が大切です。これを言語化し、チームの日々の行動やプロダクトにそのエッセンスが反映されていないとその他多数のサービスと根本的な差別化は不可能です。

例えばAmazonには「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」というカルチャー・メッセージがあり、これがすぐに届くプライム、いつでも読めるkindle、すぐに使えるAWSといったサービス群を生み出す自律的な組織づくりに貢献したのは有名な話です。結果、どのコマースとも違う独自の世界を作り出しました。

payme_003

カルチャーの明文化ができたら次はルールです。人は迷います。判断に迷った時、誰かに聞くのではなく、自分自身で判断できる基準があれば組織は自律的に活動することができます。私たちはこの行動のためのバリューを一つの行動規範、三つの行動原理として表現しました。それが「いつ死んでも後悔のない成果を出す」の一文と、「尊敬、突撃、優勝」という三つの行動原理です。チームはみな、迷った時にこのバリューに照らし合わせて意思決定をします。

最後に。いくら解像度高く言語化しても、それぞれの体内にこの考え方がインストールされていなければ自律的な組織にはなりません。そこで様々なシチュエーションでこれらに触れる機会を作るのですが、大切なポイントに「仕組み化」の考え方があります。

例えば私たちは毎週全員で集まって定例をするのですが、ここで週次のMVPを選出します。パフォーマンスももちろんですが、同様にバリューを体現できているかも重要なポイントになります。こういったアワーディングをシステムとして組み込むことで自然とカルチャーが定着するような工夫を取り入れています。

いかがだったでしょうか。このカルチャーの取り組みは各社多種多様で、個人のファッションスタイル同様、どれも正解はありません。同じぐらいのステージにいる組織の方の参考になれば幸いです。

本稿は給与日払いシステム「Payme」を提供するペイミー代表取締役、後藤道輝氏によるもの。Twitterアカウントは@MichiteruGoto。チームに興味がある方や、彼らとの取り組みを希望する企業はこちらからコンタクトされたい

----------[AD]----------

「正当に下克上できる世界を作りたい」ーー創業2年で15億円流通、給与即日払い「Payme」がサイバー、ミクシィなどから7億円調達

SHARE:

ニュースサマリ:給与即日払いサービス「Payme」を運営するペイミーは7月8日、第三者割当増資の実施を公表した。引受先となったのはサイバーエージェントとミクシィ、インキュベイトファンドの3社。調達した資金は7億円で出資比率などの詳細は非公開。インキュベイトファンドは前回の調達ラウンドに引き続き参加した。同社は今年の冬を目処に「Payme」上で稼働する決済プラットフォームの実装を予定している。 ペイ…

payme.png
2周年を迎えたペイミー創業チーム

ニュースサマリ:給与即日払いサービス「Payme」を運営するペイミーは7月8日、第三者割当増資の実施を公表した。引受先となったのはサイバーエージェントとミクシィ、インキュベイトファンドの3社。調達した資金は7億円で出資比率などの詳細は非公開。インキュベイトファンドは前回の調達ラウンドに引き続き参加した。同社は今年の冬を目処に「Payme」上で稼働する決済プラットフォームの実装を予定している。

ペイミーの創業は2017年7月。飲食店などを中心に人手が不足する業界に「日払い」の選択肢を提供する。通常、企業が日払いを実現しようとすると月次での報酬計算を日次で締める必要があり、人数が多い場合などはその作業が煩雑になる。そこでペイミーでは企業の勤怠データと連携することでその効率化を実現した。

結果、特に人手が不足する飲食チェーンや小売などのサービス事業者のニーズに合致し、これまでの導入企業数は250社を超え、累計流通金額は15億円を突破。導入先の従業員数は12万人に達している。また、日払いの使いすぎを避けるため、利用できる上限はその日に稼いだ金額の70%を上限としている。1000円単位でウェブやスマートフォンアプリから必要な金額の申請が可能。現在、セブン銀行やマネーフォワードなど6社、7つの勤怠・給与システムと連携している。

話題のポイント:注目していた給与即日払いのペイミーが大型の調達です。サイバーエージェントやミクシィ本体出資ということで、期待値の高さも感じられるスキームです。サービス公開当初は融資事業に捉えられかねないモデルということで批判もありましたが、システム自体を変更して課題をクリアしています。

<参考記事>

一方で前払いサービスはその日暮らしの助長につながり、貧困を拡大させるのではという批判も根強くあります。

通常、お仕事をして最初の給与が振り込まれるのは最大で60日後ぐらいが一般的です。これだけみればまあ、それぐらい当然なのだから待てばいいじゃないかと思うかもしれません。一方、世の中を見回すと、終身雇用伝説を含め、働き方・生き方そのものの概念が世代間で大きく偏在し始めています。

つまり、ある年代で当然のように考えられてきた毎月の給与で生活をする、というルールがもう当たり前ではなくなってきているのです。いわば給料日がない世界の到来において、キャッシュフロー自体に多様性が生まれるのであれば、それにあった仕組みが必要になる。

新しいビジネスに挑戦するため、機材を購入するため、1カ月働いてすぐに次のアクションに繋げる。日払いによって広がる可能性は、特に伸び代の大きい若い世代に必要とされるものです。

正当に下克上できる世界を作る。ーー後藤さんは自分の作りたい世界観をこう表現していました。

後藤さん自身も20代の起業家で、彼が以前所属していたCAMPFIREもまた金融包摂(ファイナンシャルインクルージョン)に挑戦するスタートアップです。彼はクラウドファンディングとはまた違った手法で、さらに自分と同じような世代が手にすることのできる金融の仕組みを作りたいと考えているのです。

「ある人にとってはグラミン銀行でも、ある人からすればウシジマくんになる(後藤さん)」。

日払いも未来ある若者が次のチャレンジのために時間を購入すると考えれば未来がありますが、毎日の借金返済に苦しむ人から手数料をむしり取ると表現すればイメージは逆転します。

現在、20名ほどの体制で大型調達を成功させたペイミー。彼らが生み出す新しい世界は挑戦に満ち溢れたものになるのか、それとも苦しい生活を助長するものになるのか。具体的な次の一手に注目しています。

----------[AD]----------

新卒がスタートアップを選ぶ理由は「未来の自分への投資」、STARTUP2019新卒合同入社式イベントレポート

SHARE:

本稿は2019年4月2日に都内で開催されたSTART-UP2019新卒合同入社式のレポート 2018年のスタートアップ投資額は過去最高と言われ、時代はスタートアップブームと囁かれています。学生がスタートアップ起業するのもよく目にするようになりました。(筆者は22歳でスタートアップ起業に入社しましたが、その頃から比べても10代スタートアップや東大生起業家という人々が増えてきたように思います) 資金や…

SMR_1107.JPG

本稿は2019年4月2日に都内で開催されたSTART-UP2019新卒合同入社式のレポート

2018年のスタートアップ投資額は過去最高と言われ、時代はスタートアップブームと囁かれています。学生がスタートアップ起業するのもよく目にするようになりました。(筆者は22歳でスタートアップ起業に入社しましたが、その頃から比べても10代スタートアップや東大生起業家という人々が増えてきたように思います)

資金や人材において、業界に新しい資源が集まりつつある中で「新卒のファーストキャリアにスタートアップを選ぶ」という動きも、また新しい流れのひとつなのではないでしょうか。

なぜ彼らは、新卒でファーストキャリアとしてスタートアップ企業への入社を選択したのか。今回は都内で開催されたSTART-UP2019新卒合同入社式のイベント内で取材しながら、紐解いていきたいと思います。

なお、同イベントには主催の岩崎由夏氏が代表を務めるYOUTRUSTをはじめ、HERP、CAMPFIRE、Mirrativなど28社と参加企業へ入社した新卒50名が参加しました。

スタートアップ新卒の30年、40年先の人生を描く

SMR_1086.JPG

(以下、太字部分は全て筆者の質問、回答は主催者の岩崎由夏氏および新卒入社した社員の皆さま)

ーーまずは岩崎さん、今回のイベントを開催した経緯をお伺いしたいのですが

岩崎:イベントを企画していたのではなく、弊社の新卒メンバーについてブログを執筆したのがきっかけでした。同期のいない彼女をみなさんへの紹介の気持ちで書いたのですが、たくさんの方に反響を頂きまして。

私自身、DeNAの新卒時に繋がった同期に起業後も救われることが多く、彼女にもそういった繋がりを作って欲しいという想いから、周囲のスタートアップ企業の皆さまと合同で入社式をすることになりました。

ーー今回、参加されている企業の方々は「新卒を迎え入れた会社」になると思うんですが、新卒に入社してもらえる会社の特徴ってあるんですか?

岩崎:今回の参加企業は、インターンで仕事をしていたメンバーを新卒で採用したケースがほとんどだと思います。インターンの学生メンバーを作業人員として考えず、一戦力として仕事を任せているのは特徴だと思います。

働いてみた上で内定を出している人が多いので、入社後のイメージが共有できた上で入社してはもらえていると思いますね。

ーースタートアップへ入社する新卒メンバー側のメリットってありますか?

担当する職種の領域だけでなく、全ての業務を経験させてもらえることですね。弊社はフルタイム3人目の社員が新卒メンバーという状況です。これから、という中で部署や分野問わず、仕事が経験できるのは大規模な企業と違うところだと思います。

新卒メンバーもブランド思考というより、「なんでもやらせてもらえること」を望んでいる人が多い気がします。

ーーぶっちゃけ、即戦力が求められるスタートアップが新卒を採用するのってどうなんですか

岩崎:スタートアップという一括りでは、様々なチームがあるので一概には言えないと思います。ただ、スタートアップ企業としては新卒メンバーはカルチャー浸透しやすく、エネルギッシュに頑張れる存在なので一緒に歩みやすい存在だと思います。

ーーたしかに急速に成長や変化していくスタートアップでは、エネルギー超重要ですもんね

岩崎:はい。ただ、新卒メンバーが入社をしてくれた後に成長させられるスタートアップ企業はどれくらいあるのか、という課題もあります。規模の大きな会社と違って、すぐに部署移動をさせるような社内調整がききにくい、新卒に対しての知見が溜まっていない環境である、という部分は難しいと思います。

お互いが共に歩む未来が見えにくくなる中で、うまく彼らを導いてあげることが必要なんです。彼らの30年、40年後の人生を考えたときに、「結局あのタイミングでスタートアップに入った人、良くなかったよね」という残念な結果にならないようにしたいです。

ーーなるほど。それが今回の取り組みに繋がる、と

岩崎:はい、今後は入社式だけでなく研修などもできれば、同期の繋がりに対してより肉付けしていけると思っています。プロジェクトが文化になっていけば良いですね。

各々で入社式をしているとロールモデルや見れる先輩も減ってしまいますし、そこに避けるリソースも限られますが、知見やノウハウを共有して協力していけば、良い環境を作っていけると思います。

スタートアップに新卒社員として入社する若者たち

実際に新卒でスタートアップに入社する人々にも「なぜ新卒でスタートアップへの入社を選んだのか」聞かせていただきました。

YOUTRUST 堀内菜央さん

SMR_1115
堀内菜央さん、早稲田大学人間科学部卒業。大学では心理学を専攻。

ーーなぜファーストキャリアとしてスタートアップを選んだのですか

堀内:入社したのは本当にたまたまでした。代表の岩崎が起業ブログを書いていて、それをTwitterで発見したのがYOUTRUSTとの出会いのきっかけです。

もともと就活の際は、中小企業以上の大手企業への就職を考えていました。

ーースタートアップを視野に入れていなかったのに入社したんですか?

堀内:親の目などは気にならなくはなかったですね……。でも、岩崎さんの考え方に本当に共感していたので、その想いで親を説得したら納得してくれました。

私はいままで働くのをお金を貯める、生活するためだと思っていたのですが、YOUTRUSTの人々に出会って初めて働くことが楽しいと思えるようになったんです。

ーー入社後のキャリアはどのように考えていますか?

堀内:YOUTRUSTを通じて量より質の採用を浸透させていきたいです。「1人に会って1人採用する」をより多くの企業が実現できるように、目標に向かって会社のみなさんと頑張っていきたいと思います。

ーー正直、スタートアップで環境が整っていなくて不安な部分などはありませんか?

堀内:整っていない部分などは感じませんね。逆に自由だな、と思います。岩崎からも良い意味で「決まりごとはない」と言われていて、やるべき仕事を見つけてやれる環境が魅力的だと感じています。

POL 大野雅志さん

SMR_1120
大野雅志さん、九州大学大学院 機械系院卒業。POLではイベント事業部責任者を担当。

ーーなぜファーストキャリアとしてスタートアップを選んだのですか

大野:「自分の人生の中で世の中に対するインパクトを最大化したい」という想いを持っていました。それで大手企業とスタートアップを比べた時、スタートアップの環境の方がインパクトを最大化できると思ったんです。

ーースタートアップに新卒で入社することに抵抗はありませんでしたか?

大野:正直めちゃめちゃびびってて。1年半、POLでリモートのインターンをしていたんですが、社員の人たちを見て「なぜこんなにきついことに挑戦し続けるんだろう」と不思議でした。でも、実際にその人たちの「未来を加速させる研究を加速させたい」という思いを直接聞いたら、自分も、という気持ちになったんです。

ーー今回の入社式のような取り組みに関してどう感じましたか?

大野:実は、自分は推薦で内定をもらっている企業があり、絶対に内定を辞退できない状況だったんです。でも自分の思いは、「世の中を良い方向に持っていけるこの環境は今しかない」という気持ちで。

関係者には迷惑をかけるが、その分社会に良いインパクトを与えようと決意しました。ここに来て、内定辞退をしたマイノリティかと思っていましたが、似た経験の人も多いと分かって安心できました。

Mirrativ 安西佑介さん

SMR_1110.JPG
安西佑介さん、東京大学文学部卒業。新卒1年目でCTOを超えるのが目標。

ーー安西さんはなぜファーストキャリアとしてスタートアップを選んだのですか

安西:就職する際に成長できる環境を求めていました。成長するためには近くにいる人が大切だと考え、少数精鋭で優秀な人の間近で働けるMirrativに入社を決めました。

ーースタートアップに新卒で入社することに抵抗はありませんでしたか?

安西:職種がエンジニアなので、スキルが身につくことが一番だと思いました。大手企業は人数も多いので、そこでのアップサイドもなく。逆に今のMirrativが成長して、上場したときに新卒第一号だった自分として、その役割を担えるようになりたいです。

ーー今年、CTOの技術を超えるのが目標ということですが

安西:はい。月次で目標設定をしているので、そのために必要なことを週次でクリアしていく。あとは周りのエンジニアに力を借りて達成していきます!

エバーセンス 伊藤哲宇さん

SMR_1123
伊藤哲宇さん、神戸大学経営学部卒業。

ーー伊藤さんはなぜファーストキャリアとしてスタートアップを選んだのですか

伊藤:もともと家族、社会的組織としての家族という領域に興味がありました。その中で働きやすく、最も自分の考えに近い企業がエバーセンスだったのでスタートアップを選んだという感覚はありません。

ーースタートアップへの就職に抵抗はありませんでしたか?

伊藤:なかったです。自分はむしろマイノリティが好きなタイプなので、みんなが選ぶ進路は楽しくないんです(笑)。

もちろん不安はあって、倒産しないか、働きすぎないかなどは気になりました。そこに対しては面談で全体の現状売上やキャッシュ、社員の平均給与などを細かく聞いたので、納得感を持って入社しています。

ーー今回の入社式のような機会をどう感じましたか?

伊藤:めちゃくちゃ嬉しいです。会社で自分1人だけが新卒で、代表に新卒をもう1人入れて欲しいとも言っていたんですが難しく。

7カ月、入社前にインターンをしていたんですが、学生は1人だったので他の社員メンバーを見て、自分が何もできないと苦しい時期もありました。同じ境遇で喜怒哀楽を共にできる仲間が欲かったので、今後も今日出会えた人と励ましあっていきたいです。

SMR_1100.JPG

CAMPFIRE代表取締役の家入一真氏による開会の挨拶にはじまり、自己紹介やグループワークといったコンテンツをまるで全員が同じ会社に入社するように実施されていました。

取材で「なぜ新卒でスタートアップを選択したのか」を紐解く中で、新卒メンバーたちはスタートアップが成長した未来に共感し、自分の人生という財産を投資している感覚があると感じました。

今後スタートアップに新卒が増加し、こういった動きが加速していくのか、またウォッチしていけたらと思います。取材にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

----------[AD]----------

大手銀行提携に日経FinTechでの優勝ーー給与日払い「Payme」のリリースから見える、スタートアップが社会と信頼を構築する方法

SHARE:

ピックアップ:給与即日払いサービス「Payme」が、6社7つの勤怠・給与システムとサービス連携をスタート! ニュースサマリ:給与の日払いサービス「Payme」を提供するペイミーは10月9日、新たなサービス連携先として6社、7サービスが追加されたことを公表した。勤怠管理の「AKASHI」「クロノス」「TimePro シリーズ」と、給与計算の「MFクラウド給与」「ジョブカン給与計算」「TimePro …

payme_002

ピックアップ:給与即日払いサービス「Payme」が、6社7つの勤怠・給与システムとサービス連携をスタート!

ニュースサマリ:給与の日払いサービス「Payme」を提供するペイミーは10月9日、新たなサービス連携先として6社、7サービスが追加されたことを公表した。勤怠管理の「AKASHI」「クロノス」「TimePro シリーズ」と、給与計算の「MFクラウド給与」「ジョブカン給与計算」「TimePro シリーズ」「PCA給与DX」が対象。同社と提携する企業はこれで10社11サービスに拡大した。

話題のポイント:ペイミーのリリースが続いていますね。同社のリリース(※)を確認するとほぼ毎週のようになんらかの提携リリースが掲載されています。実はこのリリースラッシュ、同社を取材する側のひとりとして「ある効果」を感じていましたのでそちらをお伝えしたいと思います。ポイントは次の3つです。

  • 公開当初のPaymeは「ややグレー」と言われるモデルだった
  • 直近1カ月のプレスリリースは5回で業務提携や受賞など「相手があるもの」
  • 難しい「モデルチェンジの説明コスト」削減効果

Paymeの公開は昨年9月。THE BRIDGEの池田さんが取材した記事は大きな反響があったと同時に、支払うべき給与を「貸してるのと同じ」と見られかねない手数料モデルに「グレー」という評価も聞こえてきました。

<参考記事>

彼らの公開に先立って話題を振りまいたのが「CASH」です。質屋モデルでありがならあくまで古物流通であるという主張で質屋業(質屋営業許可)を取得しておらず、物議を醸したのは記憶に新しいです。しかし両社とも共通しているのはその後、しっかりと適法なモデルに修正した、という点です。

私がPaymeのモデルが適法に修正されたのを知ったのは「日経FinTech」主催のピッチステージでの出来事でした。詳細は割愛しますが、一言で言えば「給与支払いの金銭授受や手数料にペイミー社は関わらない」ようなモデルに転換していたのです。

payme.jpg

新しいモデルは純粋なシステムの利用料、つまりSaaSモデルです。図にある通り、Paymeのシステムを使えば給与の前払いが楽に実現できます。この利点は日払いが多い外国人労働者などを抱える事業者や飲食店に受け入れられ、今では170社が利用するまでに拡大しています。

しかしこういったモデルの変化というのは大変説明が難しく、私たちのようなテック専業ブロガーでもすぐに理解するのは困難です。そこで彼らのリリースが光ってくるわけです。前述の通り、彼らが提携した先にはセブン銀行やマネーフォワードなど、社会的な信頼が厚い企業も含まれています。日経ブランドの賞レースで優勝したこともお墨付きになるでしょう。

payme_001

こういった企業やメディアは曖昧なモデルには手を出しません。しかも隔週ほどのペースで情報が公開されれば、当然、ここにかかる「説明コスト」はどんどん削減されます。難しいモデルがなぜOKなのか、それをいちいち説明する必要がないというのは、大きなメリットです。

実際、同社代表取締役の後藤道輝さんにも聞きましたが、やはりこの一連のリリースラッシュは意図して実施していたというお話でした。

テクノロジーや社会構造(シェアや分散型など)が複雑になればなるほど、スタートアップする方への説明責任や説明コストは膨れるばかりです。しかしここから逃れても社会との正しい関係は結べませんし、一時期は楽しく使ってもらっても社会の公器として認められた法人としての発言、関係性を持てない企業に永続は見込めないでしょう。

ペイミーのリリースはひとつひとつ取れば、そこまで大きな話題ではないかもしれませんが、点ではなく「線」で見た時、スタートアップとしての説明責任を果たそうとする姿が見えてくるのです。

----------[AD]----------

学生や外国籍従業員のニーズに高まりーー給与即日払い「Payme」公開半年で導入100社突破

SHARE:

給与即日払いサービスの「Payme」は5月24日、導入企業数が100社を突破したことを発表した。2017年9月のリリースから半年での達成となる。 Paymeは企業の勤怠データと連携し、実労働時間から給与計算を行い即日払いをするサービス。飲食チェーンや人材派遣、小売、物流などサービス労働力が不足する企業を中心に導入が進んだ。導入企業100社に対して導入先の従業員数は1万5000人。 導入企業のひとつ…

給与即日払いサービスの「Payme」は5月24日、導入企業数が100社を突破したことを発表した。2017年9月のリリースから半年での達成となる。

Paymeは企業の勤怠データと連携し、実労働時間から給与計算を行い即日払いをするサービス。飲食チェーンや人材派遣、小売、物流などサービス労働力が不足する企業を中心に導入が進んだ。導入企業100社に対して導入先の従業員数は1万5000人。

導入企業のひとつ、もうやんカレーでは学生や外国籍の従業員が就業しており日払いや週払いのニーズが高かった。Paymeを導入することで店側の支払い管理の煩雑さを解消しているという。今後は導入先従業員数40万人を目指し、大手企業向けに勤怠システムとの連携に対応するなどサービス導入にかかる工数を削減する。

via PR TIMES

----------[AD]----------

給与即日払の「Payme(ペイミー)」、プレシリーズAラウンドで4.5億円を調達——βローンチから約半年で導入企業は70社超、英語にも対応

SHARE:

給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」を提供するペイミーは20日、プレシリーズ A ラウンドで4.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは、インキュベイトファンドが務め、ドリームインキュベータ、CROOZ VENTURES、サイバーエージェントベンチャーズ、TLM が参加した。 これはペイミーにとって、5,200万円を調達したエンジェルラウンドに続くものだ。…

給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」を提供するペイミーは20日、プレシリーズ A ラウンドで4.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは、インキュベイトファンドが務め、ドリームインキュベータ、CROOZ VENTURES、サイバーエージェントベンチャーズ、TLM が参加した。

これはペイミーにとって、5,200万円を調達したエンジェルラウンドに続くものだ。プレシリーズ A ラウンド発表にあわせ、弁護士の下平将人氏が社外取締役に就任したことを明らかにした。下平氏は以前 LINE の社内弁護士を務め、ドリームインキュベータでスタートアップの経営支援などに従事した人物だ。

Payme は、従業員がスマートフォンを使って給与の前払いを申請でき、会社に代わって申請された金額を立替払してくれるサービスだ。本来の給料日が来ると Payme は先に立替払した分の金額を会社から回収するが、面白いのは、会社側にとっても労働者側にとっても、Payme に対して立替払してもらった期間の金利が発生しない点だ。一般的な給与前払い代行サービスでは、振込手数料やシステム手数料が徴収されることが多いそうだが、Payme はフリーミアムでサービスを提供し、将来のプラットフォーム事業に向けたユーザ開拓につなげる。

Payme では昨年9月のβローンチ以降、小売チェーン店舗などを中心に導入企業を72社にまで拡大。サービスを利用可能な合計従業員数は12,000人を超えた(2018年3月現在)。運送会社で働く外国人の需要などもあり、3月にはインターフェイスを英語にも対応。今後は勤怠システムとの連携や他分野の事業会社との提携を通じてサービス拡大を狙うほか、導入企業のユースケースなどを Web 上に紹介することで、ユーザがサービスを使い始める際のハードルを下げるなどの施策に注力するとしている。

----------[AD]----------

給与前払アプリは〝グレー〟なのか?——「サービスが持つ構造的優位性を生かした成長を目指す」とPayme後藤氏

SHARE:

スタートアップが行うビジネスは、世の中の流れを変えたり、時として従来業種の人々の生活の糧を奪ってしまったりすることもあるので、ディスラプションにはハレーションがつきものである。「和を以て貴しとなす」というフレーズが心み付いてきた日本人にとっては、このあたりのバランスもまた大きな課題だ。 先ごろ、THE BRIDGE で給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」のローンチを取り上げたが、複数の…

スタートアップが行うビジネスは、世の中の流れを変えたり、時として従来業種の人々の生活の糧を奪ってしまったりすることもあるので、ディスラプションにはハレーションがつきものである。「和を以て貴しとなす」というフレーズが心み付いてきた日本人にとっては、このあたりのバランスもまた大きな課題だ。

先ごろ、THE BRIDGE で給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」のローンチを取り上げたが、複数の事業者がこぞって参入している背景もあり、サービスの合法性を疑問視する報道が増えてきた。果たして、給与前払アプリは〝グレー〟なのか? これを見極めるには(最終的に見極めるのは法曹だが)、労働基準法における賃金支払の5原則をわかっておく必要があるだろう。

  1. 通貨払いの原則
  2. 直接払いの原則
  3. 全額払いの原則
  4. 毎月払いの原則
  5. 一定期日払いの原則

…の5つだ。

この中でも最も興味深いのが「直接払いの原則」。我々は日常的に給与を銀行振込で受け取ることが多いが、これさえ実際には原則には反していて、あくまで従業員(労働者)から同意を得た場合にのみ、従業員が指定した口座に振込で支払うことが認められるという例外措置を適用して運用されている。つまり、法律上は、従業員が給与を現金でもらいたいと会社に申し出たら、会社は給与を現金で渡さなけばならない(フィンテックよりは程遠くなってしまうが)。

さらに言えば、賃金は前借り(または前払い)などの相殺処理は禁止されているものの、こちらも従業員が自由な意思に基づき相殺に同意したことが証明できれば、相殺契約を有効にすることができる。仮に自由な意思に基づいていなかったとしたら、会社は給与に相当する金額を支払っていなかったとみなされ、結果的に給与を二回支払うことを余儀なくされてしまうだろう。ペイロールの世界は、途上国向けの日払給与支払を可能にするドレミングアジアのようなスタートアップもいて、これもまた、掘れば掘るほど面白いバーティカルだ。

ペイミー CEO の後藤道輝氏は、Payme に賭ける思いと事業の可能性を、次のように語ってくれた。

かつて金融庁が貸金規制に動き、お金を借りられなくなった人が、よりダークなところへ流れるということがあった。そういった点では Payme は借金に比べてポジティブだし、自分がすでに働いた部分の役務相当額を早めに受け取ることで借金をせずに済む。事業者である我々にとっても、(B2B2E なので)企業を通して安全にお金を回収(相殺)することができるので、構造的優位性を生かすことができる。

アメリカのペイデイローンなどでも、結局、最終的には顧客に役に立った本物のところだけが生き残った。Payme が提供できる機能はマイクロファイナンスの一つだととらえており、最終的に生き残れるよう事業に邁進していきたい。

ペイミーには当初から複数の弁護士がアドバイザーとして関わっている。法律的な観点からはクリアできているのかもしれないが、おそらく今後ペイミーのようなスタートアップにとって課題となるのが、関係当局との調整や国会議員などへのロビー活動だろう。時には時代に合わなくなっている法律の隙間をついて、合法的にサービスを行うレグテック(RegTech=Regulatory Technology)という分野だが、例えば、日本ではフィンテックスタートアップが FinTech 協会を作り、足並みを揃えて当局とのコミュニケーションを図っている。

給与前払サービスの事業者同士で同じようなことができないのかと後藤氏に聞いたところ、このバーティカルでは事業者間での競合関係が激しいため、同業者団体のようなものを作って、問題に対する調整やロビー活動を行うまでにはまだ少し時間がかかるだろう、とのことだった。

最近話題の ICO の動向を見てみると、中国当局がこれを全面的に禁止する発令をしたのと対照的に、日本の金融当局は関係企業と折衝を続けたことで、一定条件下でこれを認め始める動きを見せ始めた。世界のフィンテックのトレンドに遅れをとらないためには、日本の当局もある程度、新しいものを認めていかなければならない、という理解が深まってきたのだろう。給与前払サービスに、担当省庁や世論のポジティブな理解を得られるかどうか、今後の動向が気になるところだ。

----------[AD]----------

給与前払の「Payme(ペイミー)」、インキュベイトファンドや若手エンジェル3名から5,200万円を調達——導入企業20社を集め、β版をローンチ

SHARE:

給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」を提供するペイミーは4日、インキュベイトファンドと、家入一真氏、赤坂優氏、中川綾太郎氏から総額5,200万円を調達したことを明らかにした。あわせて、Payme のサービスをβローンチした。 Payme は、給与の即日前払サービスだ。一般的な企業であれば給与の支払は月に一度だけ設定されていることが多い。必要であれば労働者は雇用者に給与の前払いを求めるこ…

写真左から:ペイミー CEO の後藤道輝氏と CTO の森梨千子氏
Image credit: Payme

給与の即日前払サービス「Payme(ペイミー)」を提供するペイミーは4日、インキュベイトファンドと、家入一真氏、赤坂優氏、中川綾太郎氏から総額5,200万円を調達したことを明らかにした。あわせて、Payme のサービスをβローンチした。

Payme は、給与の即日前払サービスだ。一般的な企業であれば給与の支払は月に一度だけ設定されていることが多い。必要であれば労働者は雇用者に給与の前払いを求めることもできるが、経理処理の手間や職場での体面を考えると、実際に給与の前払いをお願いしたことのある人は、かなり少ないのではないだろうか。(ちなみに、まだ労働していない期間の給与を先にもらう「前借り」とは異なり、労働した日までの給与を即日でもらう「前払い」は、労働基準法25条で労働者の権利として認められている。)

Payme は、労働者がスマートフォンを使って給与の前払いを申請でき、会社に代わって申請された金額を立替払してくれるサービスだ。本来の給料日が来ると Payme は先に立替払した分の金額を会社から回収するが、面白いのは、会社側にとっても労働者側にとっても、Payme に対して立替払してもらった期間の金利が発生しない点だ。一般的な給与前払い代行サービスでは、振込手数料やシステム手数料が徴収されることが多いそうだが、Payme はフリーミアムでサービスを提供し、将来のプラットフォーム事業に向けたユーザ開拓につなげる。

短期雇用の職種では、(月払いの仕事に比べ)日払いの仕事の方が3.6倍人気があるとのデータがある。フリマアプリでの売買、クラウドファンディング、ライブストリーミングでの投げ銭などお金の流れが変化していく中、給与の世界だけは5o年間も放置されたまま。Payme が目指すのは、給与の自由化だ。(共同創業者で CEO 後藤道輝氏)

Payme の利用画面。当初はウェブアプリのみだが、将来はモバイル用のネイティヴアプリも提供される予定。
Image credit: Payme

事業の立ち上げが比較的やりやすいのも、給与前払サービスの魅力だろう。B2B2E(business-to-business-to-employee)のサービスなので、Payme は個人にブランド認知してもらうためのコストを省くことができ、ユーザ獲得で注力するのは多数の給与支払業務が発生する企業が中心になる。Payme を導入する企業にとっては、給与振込のための手数料を節約できるほか、福利厚生として社員の定着度を上げる効果も得られる。また、前述したように、金利が発生せず給与の前借りではなく前払いなので、サービスプロバイダであるペイミーにとっても貸金業登録が必須条件にならない。

Payme を立ち上げたのは、East Ventures、メルカリ、CAMPFIRE を経て、DeNA 戦略投資推進室で約1年間の勤務経験がある後藤道輝氏(CEO)と、CAMPFIRE で複数のサービスを立ち上げきたフルスタックエンジニアの森梨千子氏(CTO)だ。7月7日に会社を設立したばかりのチームだが、Payme は家事代行などのオンデマンドサービスの労賃支払やリファラル採用サービスの報酬支払に採用され、既に20社への導入が始まっている。βローンチから1ヶ月後となる10月の段階で月次流通額2,500万円、年内には第二種金融商品取引業登録を行い、月次流通額1億円を目指すとしている。

給与の前払に使われる資金は、今回投資から調達した資金が充当されるようで、ビジネスモデルから言ってデフォルトのリスクは低いが、キャッシュフローは大きなものすごいものになるだろう。事業拡大に伴って相応の資金量の確保は必至で、ペイミーはそう遠くない将来に新たな調達ラウンドを迎えることが予想される。

この分野には、フィンテックスタートアップ enigma の「enigma Pay」、Payment Technology の「前払いできるくん」、ヒューマントラストやアコムが支援する「キュリカ」など複数の競合が存在する。先ごろ、質屋アプリ「CASH」のサービスを再開した BANK も、「PayDay(ティザーサイトは公開済だが、本稿執筆時点でアクセス不可)」という給与前払サービスを準備中とされる。

ペイミーのチームメンバー
Image credit: Payme
----------[AD]----------