サハラ以南のアフリカで小規模農家の生活向上を目指すDegas、金融事業拡大と新事業開始に向け9.7億円調達

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

サハラ以南のアフリカで小規模農家の生活向上を目指す Degas は先週、9.7億円の資金調達を実施したと発表した。このラウンドに参加したのは、アニマルスピリッツ、Global Catalyst Partners Japan、博報堂DYベンチャーズ、ナント CVC(南都銀行および南都キャピタルパートナーズ)、プライマルキャピタル。

Degas はこれまでに、2020年11月に明らかにしたシードラウンドの 1st クローズ(プライマルキャピタル、アカツキの Heart Driven Fund などが参加)で2.4億円、2023年1月に明らかにした調達(ラウンドは不明。DEEPCORE、マネックス・ベンチャーズ、インクルージョン・ジャパン、池森ベンチャーサポートが参加)で10億円を調達している。

Degas は、2014年に TED「世界の12人の若者」に選出された牧浦土雅氏により、2018年に創業されたスタートアップだ。同社は、サハラ以南のサブサハラアフリカの小規模農家46,000軒以上に金融サービスを提供している。同社は、自社のモバイルアプリや現地オペレーションにより、データ収集と AI による与信判断を通じて、従来の金融機関が対象としない小規模農家に資金を供給してきた。

Degas では今回調達した資金により、既存の農家ファイナンス事業を拡大し、2つの新事業を始める。脱炭素事業では、Degas はカーボンクレジットやデータ分析の専門家を採用し、高品質なカーボンクレジットの発行を目指す。また、学業ローン、農業機械のリース、スマートフォン契約を扱うマーケットプレイスの形成を目指す。

via PR TIMES

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