製造業特化の保全業務効率化 SaaS「保全アンドン」をはじめ、設備保全業界の DX を推進する FAcraft は9日、プレシードラウンドで3,500万円を調達したと発表した。このラウンドにはユナイテッド(東証:2497)、ANOBAKA が参加した。
FAcraft は2022年10月、元トヨタグループの保全マンである沖盛和希氏により創業。保全アンドンは、製造業に特化した保全業務効率化ソフトウェアで、突発 ・計画修理の最新情報を見える化することにより、修理中のムダなコストを削減し、設備停止ロスの最小化を実現する。
同社によると、製造業における保全業務は、機械の故障を未然に防ぐことに焦点を当てているが、現実には保全担当者の大部分の時間が突発修理に費やされているという課題が存在するという。故障の予防と予兆保全活動のためのリソースが不足し、突発故障の発生を招く悪循環に陥っているそうだ。
保全アンドンには、どこにいても修理状況を把握・共有できる機能や、現場にいなくても伝わる情報を残せる機能などがある。これらの機能により、導入企業では情報共有コストの削減、現場から現場への移動時間の短縮などの効果が生まれているという。
FAcraft は、保全マンとしてのチームの経験を活かし、これらの課題解決を目指すプロダクト開発を推進している。同社では、産業にとって必要不可欠な活動である保全業務の現状を改善し、産業が未来に向けて持続可能なものになるよう努めてゆくとしている。
via PR TIMES Summarized by ChatGPT
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