リモートワーク環境整備のHQ、AI活用の福利厚生プラットフォーム「カフェテリアHQ」をローンチ

SHARE:
「カフェテリア HQ」
Image credit: HQ

リモートワーク支援プラットフォーム「リモート HQ」を運営する HQ は11日、AI を使った福利厚生プラットフォーム「カフェテリア HQ」を正式ローンチすると発表した。このサービスは、「個別最適なサポート」「ワンストップサービスの提供」「投資対効果の最大化」を柱として、個々の社員のニーズに合わせた最適な福利厚生サービスを提案する。料金は社員一人当たり月額200円。すでに、オルビス、PEOPLE HORIZON、MCEA ホールディングス、ARISE analytics など7社が導入を決定したとしている。

年功序列や男性総合職中心のキャリア観、専業主婦のサポートを前提とした家族構成は過去のものとなり、リモートワークの普及やリスキリング、ダイバーシティ経営、健康経営など、新しい組織経営テーマが登場している。一方、日本の旧来型福利厚生サービスは時代の変化に適応しきれておらず、厚生労働省「企業における福利厚生施策の実態に関する調査」、旬刊福利厚生「カフェテリアプランの再分類、メニューと利用実績」によれば、福利厚生サービスに社員の4人に1人しか満足していないという調査結果が出ている。

カフェテリア HQ では、AI を活用して社員一人ひとりの課題やニーズに合ったサービスをレコメンドし、利用促進を行う。これにより、従業員の多様なニーズに対応し、企業の人材育成や経営戦略の一環として機能する。また、Amazon ビジネスを活用することで、HQ ポイントを使用した注文システムを導入し、経費精算の手間を削減する。HQ では、この新サービスの活用により、企業は従業員の満足度を高めるとともに、経営資源の有効活用を図ることができるとしている。

HQ は2021年3月、モルガンスタンレーやカーライルを経て、直前は LITALICO(東証:7366)で CFO を務めた坂本祥二氏により創業。2022年4月に約2億円(ラウンドは不明)、2022年11月にシリーズ A ラウンドで約7億円を調達している。もともとは、コロナ禍にパーソナライズされたリモートワーク環境を整備するプロバイダとして創業した同社だったが、コロナ明けを受けて、同社ではリモートワーク環境整備以外にもサービスを多角化しつつある。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する