症状検索エンジン・AI問診のUbie、デット含め35億円を調達——三井住友信託銀、JA三井リースから

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Image credit: Ubie

症状検索エンジン「ユビー」や、医療機関向けデジタル問診「ユビーメディカルナビ」などの開発・提供を行う Ubie は12日、直近のラウンドで約35億円を調達したと発表した。このラウンドには三井住友信託銀行、JA 三井リースらが参加した。また、金額には三井住友信託銀行、三菱 UFJ 銀行、みずほ銀行からのデットが含まれる。

これは同社にとって、2022年10月に実施したシリーズC ラウンドの 2nd クローズに続くものだ。今回調達した資金は、製薬企業向け事業の開発や生活者向けサービスの機能拡充、新規事業の開発などに充てられるほか、ユビーのシステム開発やマーケティング施策の実施にも使用される予定だ。

Ubie は2017年5月、東京大学医学部附属病院出身の医師である阿部吉倫氏と、医療情報サービス大手エムスリー出身のエンジニアである久保恒太氏らにより設立された。

ユビーは、一般消費者向けの症状検索エンジン。AI 技術を活用し、症状から可能性のある疾患を検索することができる。また、利用者は自身の症状を入力することで、関連する健康情報や近隣の医療機関についての情報を得ることも可能だ。また、病気の疑問や悩み、治療方法について調べられる「ユビー病気の Q&A」もあわせて提供しており、両サービスの月間利用者数は合計1,000万人に達しているという。

医療機関向けに提供されている「ユビーメディカルナビ」では、病院・クリニックでの問診のデジタル化と病名辞書により、医療現場の業務効率化をサポートする。リリースによると、2018年の提供開始以来、全国1,700以上の医療機関に導入されている。Ubie は、これらの一般消費者と医療機関双方をユーザに持つ独自のプラットフォームを活用し、医療のマッチングの支援を目指す複数の事業を展開している。

ユビーリンク」では、生活者とクリニックをデジタルでつなぐことにより、かかりつけ医と患者間の円滑な連携を支援する。このサービスは、患者が適切な医療情報を得やすくし、必要に応じて迅速に医療機関を受診できるようにすることを目指している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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