meleapがシリーズC調達、ARスポーツ「HADO」世界展開加速へ——累積調達額はデット含め31億円に

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Image credit: meleap

AR を使った新スポーツ「HADO」を展開する meleap は20日、シリーズ C ラウンドで資金調達を実施したことを発表した。このラウンドには QC Investment(奇誠投資)、ニッセイ・キャピタル、新潟ベンチャーキャピタルが参加した。また、金額には日本政策金融公庫からのデットが含まれる。

今回の調達を受けて、meleap の累計調達額は31億円に達した。同社はこのラウンド単体での調達額を明らかにしていないが、前回からの差分を取ると、9億円ということになる。これは同社にとって、2022年11月に実施した調達に続くものだ。QC Investment は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

meleap は、2014年創業。AR(拡張現実)技術を活用した HADO を主要事業として展開している。このコンテンツでは、プレイヤーがヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、仮想のエナジーボールやシールドを使ってバトルを繰り広げる。現在世界39カ国でプレイされているという。

また、同社の「Location Base Entertainment 事業」では、世界39カ国に450コートの直営および常設フランチャイズ施設を展開し、累計600万プレーヤーを達成しているという。また、2020年から開始した視聴者参加型「Live Entertainment 事業」では、タレントをプレーヤーとして迎え入れ、グローバル視聴者数は500万人以上に急拡大しているという。

今回調達した資金は、主に新規 AR 競技・機能の開発、Live Entertainment 事業のリーグ拡大、フラッグシップショップ「HADO Arena 上海店」の開設、人材の採用に充てられる予定だ。

新規開発の第一弾として、HADO カスタマイズ機能がリリースされる。これにより、HADO のゲーム内で使用するエナジーボール、シールド、キャラクター、ボイスなどを自由にデザインできるようになり、オリジナルの世界観をゲーム内で表現することが可能になる。

他にも、バーチャルキャラクター対戦システムの導入も予定している。フルトラッキングシステムを使用してプレーヤーの骨格の動きをリアルタイムで正確にトラッキングすることで、バーチャルキャラクターによる AR 対戦が可能になるという。

また、同社は2024年6月に中国・上海市に総面積2,000平方メートルの HADO Arena 上海店を開設する予定だ。この店舗には5つのコートと250席の客席を備えたグランドステージが設置され、中国での事業展開をさらに加速させるとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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