IT を活用した障害者特化キャリア事業を展開する RESTA は22日、シードラウンドで2,500万円を調達したと発表した。このラウンドには THE SEED が参加した。今回調達した資金は「RESTA Career」および「RESTA Connect」への事業投資に充てられる。

RESTA は2022年創業。就労意欲のある障害者のリスキリングを行い、障害者雇用問題の解決に取り組んでいる。代表取締役である松川力也氏は、14歳で脳内出血を発症し、左半身麻痺となった障がい者当事者だ。彼は障がい者の就労支援に関わる中で、物理的距離によって適切な支援が受けられない現状を実感した。

日本における障害者雇用は、障害者雇用促進法による「障害者雇用率制度」により一定割合の障害者を雇用することが義務付けられているが、2024年4月には2.5%、2026年4月には2.7%に引き上げられる予定だ。しかし、厚生労働省の「令和5年障害者雇用状況の集計結果」によれば、54,239社（50.1%）が未達成企業となっており、法定雇用率の達成は厳しい状況にある。

このような背景のもと、RESTA は、2023年3月より障害者特化キャリアスクール RESTA Career を展開。完全オンラインの就労支援により、最短3ヶ月で就職を目指すカリキュラムを提供している。また、同社は障害者特化人材紹介サービス「RESTA Connect」も展開。作業療法士の資格を持つメンバーのサポートにより、人にフォーカスを当てた転職支援を目指している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT