AI活用し次世代電池開発支援、Beffが環境エネルギー投資から2億円をシード調達

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「Virtual Factory Platform(VFP)」
Image credit: Beff

電池開発を加速する AI 探索サービス「Virtual Factory Platform(VFP)」の開発を行う Beff は2日、シードラウンドで2億円を調達したと発表した。このラウンドには環境エネルギー投資が参加した。

Beff は2023年7月、共に日産自動車出身で電池の技術開発に従事してきた天貝俊介氏と長野幸大氏により創業(共に現在 Co-CEO)。独自開発のデータベースと大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し、電池開発を加速するソリューションを提供している。

VFP は、リチウムイオン電池に関連する全ステークホルダーが必要とする情報をチャット形式で簡単に取得できる。このソフトウェアを使えば、ユーザは初歩的な質問から高度な技術探索、企業へのアクセスやベンチマーク解析など、幅広い用途で活用することが可能となるという。

また、同社は次世代電池の共同開発を支援する Real Factory Platform(RFP)という事業も展開している。要望の電池仕様に対して、材料選定・設備選定から量産立ち上げまで一気通貫で支援する。同社によると、既に海外の電池メーカーを中心に多くの顧客が利用しているという。

今回調達した資金は、人材採用やマーケティング費用、さらにはソフトウェア事業の機能追加・開発費に充てられる予定だ。同社は今後も、AI や機械学習を活用した電池開発の自動化サービスの提供を予定している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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