Baecsense(微芯感知)と Tencent Cloud(騰訊雲)が北京市政府のブロックチェーンプロジェクト構築を落札。蘇州市が国内初の国家ブロックチェーン開発パイロットゾーンを設置。飲料チェーン「奈雪の茶」がバーチャルアイドルと NFT 300件をリリース。Qihoo 360(奇虎360)が仮想通貨マイニングを監視するシステムを構築。
中国政府のブロックチェーン推進
- エッジコンピューティングチップとブロックチェーンの企業である Baecsense(微芯感知)と Tencent Cloud(騰訊雲)は、北京市政府経済情報技術局が主導する北京のブロックチェーンコンピューティングプラットフォームの主要プロジェクトを共同で獲得した。このプロジェクトでは、2社にハッシュパワープラットフォームのクラウドソフトウェア、サーバと機器、コンピュータールームとサポートネットワーク、システム開発と統合の提供を求めている。入札額は2億3,800万人民元(42.5億円)だ。また、Tencent Cloud は Baecsense の株式の20%を保有している。(北京市政府采購中心=調達センター)
- 中国工業情報化部(工業和信息化部、日本の経済産業省に相当)の正式な通知によると、中国東部の蘇州市は中央政府の支援を得て、初の国家ブロックチェーン開発パイロットゾーンを設立した。同市には160社のブロックチェーン企業と、関連技術に注力する300社近くの企業があり、そのうち30社が蘇州市のある江蘇省の重点ブロックチェーン企業データベースに選ばれている。(科創板)
「奈雪の茶」の NFT
- 中国の飲料チェーン「奈雪の茶」は1日、創業6周年を記念して「奈雪」という名のバーチャルアイドルと NFT 300件を公開した。このアイドルは、ライブストリーミングでストアカードを販売するという任務を受け、3日間で2億人民元(約35.7億円)の売上を達成した。また、7種類のスタイルで300枚のデジタルアートを発売した。価格は1枚59人民元で、購入後に交換取引することはできない。中国のブランド各社は、マーケティング戦略として NFT を利用するケースが増えている。(藍鯨)
仮想通貨マイニングの監視
- 中国のサイバーセキュリティ企業 Qihoo 360(奇虎360)は、11月30日の WeChat(微信)への投稿で、政府の取り締まりを支援するために、仮想通貨マイニングを監視するシステムを構築したと発表した。同社によると、11月中、主に広東省、江蘇省、浙江省、山東省で、平均して109,000のマイニングIPアドレスが毎日活動していたことが分かったという。(Coindesk)
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