BRIDGE

タグ showroom

ライブ配信「SHOWROOM」がKDDIと業務提携、縦型動画コンテンツ「smash.」開始

SHARE:

ライブ配信プラットフォームSHOWROOMは3月23日、KDDIとの業務提携契約を公表した。5G時代の新しい動画視聴体験の提供を目的としたもので、あわせて「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、同社に出資があったことも明らかにしている。出資額などの詳細は開示していない。 「SHOWROOM」は、出演者と視聴者がギフティングやコメントを通じたリアルタイムコミュニケーションがで…

Image Credit : SHOWROOM

ライブ配信プラットフォームSHOWROOMは3月23日、KDDIとの業務提携契約を公表した。5G時代の新しい動画視聴体験の提供を目的としたもので、あわせて「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、同社に出資があったことも明らかにしている。出資額などの詳細は開示していない。

「SHOWROOM」は、出演者と視聴者がギフティングやコメントを通じたリアルタイムコミュニケーションができるライブ配信プラットフォーム。同サービス以外にも、スマートフォンだけでバーチャルライブに参加できるVRライブプラットフォーム「SHOWSTAGE」などを提供してきた。さらに2020年春以降、スマホでの視聴に特化し、プロのクリエイターによって製作された高品質の縦型動画コンテンツを提供する「smash.」を提供開始予定としている。

本提携の第1弾として、auスマートパスプレミアム会員限定で、smash.の有料会員価格を一定期間無料で提供する。今後両社はSHOWROOMの高品質なコンテンツと、KDDIの持つ顧客基盤やデジタルコンテンツサービスを組み合わせ、5G時代の新しい視聴体験を提供していくという。

via PR TIMES

ライブ動画ストリーミング「SHOWROOM」が31億円調達、DeNA保有株は一部譲渡

SHARE:

ライブ動画ストリーミングプラットフォームを運営する「SHOWROOM」は11月21日、電通、ニッポン放送、ドリームインキュベータ、GMOインターネット、アカツキ、および名称非公開の2社を合わせた7社から資金調達したことを公表している。ディー・エヌ・エーが保有するSHOWROOMの株式の一部譲渡を含め、同社が調達した資金は31億円。調達の詳細は明らかにしていない。 同社は、ライブ動画ストリーミングプ…

Image Credit: SHOWROOM

ライブ動画ストリーミングプラットフォームを運営する「SHOWROOM」は11月21日、電通、ニッポン放送、ドリームインキュベータ、GMOインターネット、アカツキ、および名称非公開の2社を合わせた7社から資金調達したことを公表している。ディー・エヌ・エーが保有するSHOWROOMの株式の一部譲渡を含め、同社が調達した資金は31億円。調達の詳細は明らかにしていない。

同社は、ライブ動画ストリーミングプラットフォーム「SHOWROOM」を運営。2019年には会員登録者数が300万人を突破している。VR/ARなど最新技術を活用した各種プロダクト・サービス開発も展開しており、今回の資金調達により、テクノロジー人材の強化やマーケティングへの投資を実施するほか、AR/VR技術を活用した新規事業も手掛ける予定。

via PR TIMES

音楽コミュニティアプリnanaがDeNAとコラボ企画「新春nana紅白歌合戦 in SHOWROOM」を実施

SHARE:

音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicは、DeNAが運営する仮想ライブ空間「SHOWROOM」と共同で、「新春nana紅白歌合戦 in SHOWROOM」を本日より開催する。 nanaユーザの多くはプロとして音楽活動しているのではなく、学業や仕事の傍ら空き時間で歌や楽器演奏といった音楽を楽しんでいる人々だ。同社が先月末に開始したユーザ出演型オンライン音楽番組「nanaキャ…

nana in showroom

音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicは、DeNAが運営する仮想ライブ空間「SHOWROOM」と共同で、「新春nana紅白歌合戦 in SHOWROOM」を本日より開催する。

nanaユーザの多くはプロとして音楽活動しているのではなく、学業や仕事の傍ら空き時間で歌や楽器演奏といった音楽を楽しんでいる人々だ。同社が先月末に開始したユーザ出演型オンライン音楽番組「nanaキャス」は、こうしたユーザにとって憧れとなるような舞台を提供し、ユーザの目標となるような機会を作るための試み。

<関連記事>

「nanaキャス」よりさらに敷居を低くし、誰でも参加できる舞台を作りたいと考えていたnana musicが出会ったのが、仮想ライブ空間を提供する「SHOWROOM」だ。アイドルやタレントといったパフォーマーがスタジアムを模した仮想のライブ空間で生配信を行うサービス。

<関連記事>

今回、nanaとSHOWROOMが共同で実施する「新春nana紅白歌合戦 in SHOWROOM」では、事前エントリーを行っていた参加者たちが、12月22日17時1月12日23時59分の間にパフォーマンスを配信し、獲得したポイントを競う。

イベント期間中に配信で獲得したポイントを個人で合算する「個人戦」、紅白に分かれて所属するチーム全員のポイントで合算する「紅白戦」が行われる。ポイントの獲得には、「SHOWROOM」が提供するギフティングの機能が利用される。

ユーザ参加型音楽フェス「nanaフェス、ユーザ出演型オンライン音楽番組「nanaキャス」など、ユーザが参加する機会を数多く生み出してきたnanaは、新たに「SHOWROOM」とコラボすることによって、新たなユーザ参加のあり方にトライしようとしている。

新たな声優のスターが生まれる舞台を作りたいーー「Showroomアニメ」の仕掛け人たちの目指す先

SHARE:

3月24日、ついにDeNAの「Showroom」とMUGENUPのコラボによる「Showroom アニメ」の初番組「こちら娘島高等学校ほーそお部」がスタートした。 ライブコミュニケーティングアニメと表現しているこの番組は、キャラクターの動きと声は声優が担当し、リアルタイムかつインタラクティブなアニメーションとなっている。初回の放送における来訪者(閲覧者)数2,000人を超え、大きな反響を読んだ。 …

3月24日、ついにDeNAの「Showroom」とMUGENUPのコラボによる「Showroom アニメ」の初番組「こちら娘島高等学校ほーそお部」がスタートした。

ライブコミュニケーティングアニメと表現しているこの番組は、キャラクターの動きと声は声優が担当し、リアルタイムかつインタラクティブなアニメーションとなっている。初回の放送における来訪者(閲覧者)数2,000人を超え、大きな反響を読んだ。

showroom live

先日、本誌で掲載した対談記事では「Showroomアニメ」の仕組みを、「アニメのリーンスタートアップ」と表現した。その仕組がどのように作られているかについては以下のメイキング映像も参考にしてもらいたい。



この新たなサービスの仕組みはどのような変化をアニメにもたらすのだろうか。

プラットフォームを提供するShowroomの安江亮太氏、ライブコミュニケーティングの技術を担当するMUGENUPの一岡亮大氏、そして出演する声優の所属する声優事務所ACROSS ENTERTAINMENTの代表取締役 藤崎 淳氏から、それぞれの考えを伺った。

左が安江氏、右が一岡氏
左が安江氏、右が一岡氏

    安江氏「私は以前、Mobage事業に関わっていて、そこでアバターと声優をくっつけることでアバターをしゃべるようにできないか、と考えていました。

    今年の1月からShowroomに関わり始めた際に、前田さんと声優業界の面白さについて話をしていたところ、前田さんから「声優おもしろいじゃないですか、やりましょう!実はMUGENUPとこういう話をしているんです」という話を聞いて。それじゃあやりましょう!ということになりました。」

その後、安江氏がShowroomに声優の方に出演してもらうべく声優事務所に営業をかける中出会ったのがACROSS ENTERTAINMENTだった。

「こちら娘島高等学校ほーそお部」に出演している声優は芸能事務所ACROSS ENTERTAINMENTに所属する声優だ。同事務所は数多くの番組で活躍している声優、山寺宏一氏が所属する芸能事務所としても知られている。

showroom actor

    安江氏「当然かもしれませんが、Showroomのサービスとしての実績や、他の事務所の声優が出演した事例を気にされるなど、あまり積極的ではない事務所もいらっしゃいました。そんな中、藤崎さんには真摯に話を聞いていただきました。」

    藤崎氏「私の事務所には山寺宏一という役者がいて、彼は声の仕事で基盤を作り、ドラマや映画にも出演しました。彼は声優として顔と名前を認知してもらえたんです。

    声優は基本的に作品の登場人物に声をあてる中の人として活動しています。そのため、裏方のような認識でいることが多い。ですが、実は声優と呼ばれる人には舞台役者としても活動している人は多く、劇団に所属しながら声優の仕事をしている人もいます。

    声優として活動しつつも、顔出しにも取り組みたいと考えている役者さんもいるのですが、所属事務所側が声の仕事に特化しているので顔出しには積極的ではないところが多いと思います。」

ACROSS ENTERTAINMENTの藤崎氏
ACROSS ENTERTAINMENTの藤崎氏

藤崎氏はACROSS ENTERTAINMENTのことを総合プロダクションとして捉えており、あまり仕事の領域に壁を作らないようにしていた。そのため、今回のShowroomアニメの話へのレスポンスも早かった。

新人の声優をスターダムへ

「こちら娘島高等学校ほーそお部」に出演している声優は現在「預かり」というポジション。ACROSS ENTERTAINMENTでのタレントは「準預かり」「預かり」「所属」と3つのカテゴリーに分けられる

    藤崎氏「みんな「所属」を目指して努力します。「預かり」と「準預かり」はわかりやすく言うと新人という扱いになります。うちの養成所から審査を受けて合格した人は「準預かり」。「預かり」は別の事務所からの移籍など、すでにキャリアを積んでいる場合、試用期間的な意味での新人ということになります。新人から段階を経て「所属」へと登っていく。」

    安江氏「Showroomアニメには、すでに有名になっている声優の方が出演するというより、藤崎さんの事務所でいうところの、「準預かり」や「預かり」といった、これから有名になることを目指す声優の方が出演するイメージですね。」

_MG_8736

    一岡氏「Showroomアニメの制作側としてボトルネックになっていたのは演者さんでした。なかなか実力のある声優さんを見つけることができなくて。

    コンテンツは制作する機会を増やしていかないとどれが良いコンテンツなのか把握することは難しい。制作サイドとしてもコンテンツを作る回数を増やさないといけない。その点、Showroomアニメはパッケージされたアニメと違ってスピード速く制作することができます。こうした新しいアニメの作り方に一緒にチャレンジできるパートナーが見つかったのはとても心強いですね。

    コンテンツを作る機会が増えれば、それだけ演者である声優の方の機会も増える。ここから声優の方をスターダムにのし上げていくことをやらないといけないな、と考えています。」

声優の個性を発信する場として

    安江氏「現段階で「預かり」や「準預かり」、養成所の新人声優の方々が有名声優になろうと思うと、どういったルートが考えられるのでしょうか。Showroomは頑張る人に成功までの新しいルートを用意したい、というのがコンセプトになっている一方で、現状は声優がスターになるためのルートは非常に限定されているという印象を持っています。」

    藤崎氏「一番わかりやすいのはオーディションに受かり、出演した作品がヒットしてくれることですね。声優の人気は作品の人気に引っ張ってもらえますから。」

_MG_8739

    安江氏「アニメのDVDの販売本数も伸び悩み、年間のアニメの制作本数も減ってきている中で、声優の方がヒット作に出会う確率は低くなってきているんじゃないでしょうか。」

    藤崎氏「そうですね。その一方で、声優を目指す人は増えているので競争はかなり激しいです。以前は、若いキャラクターの声もベテラン声優さんが演じていましたが、最近では若い新人が多いので、若いキャラクターの声は若手が演じるようになってきています

    さらにアニメの放送も1クール(3ヶ月ほど)で終わってしまう作品が増え、以前よりキャラクターが視聴者の印象に残りにくくなっています。なので、声優とキャラクターのイメージが浸透しづらくなってきている。」

_MG_8741

    一岡氏「そういう意味ではShowroomアニメの初番組「こちら娘島高等学校ほーそお部」はとても良いですよね。」

    安江氏「キャラクターと声優の性格がほぼ一緒ですからね。」

    一岡氏「声優の方に合わせてキャラクターの設定を書きなおしました。声優の方にヒアリングして、好きなものを聞いたりして。こうしたコンテンツの作り方はありませんでした。あとはこのコンテンツをヒットさせないといけない。これはプラットフォーマーと制作側の役割ですね。ちゃんと道を作っていかないと。」

    藤崎氏「声優とキャラクターの性格がほぼイコールの状態で番組が作られるのは、私の考えでは願ったり叶ったりなんですよ。今の若手は演技や歌をある程度器用にこなしてしまうので、逆に差別化が難しくなってきてると思います。

    ではどのポイントで選ばれるかというと、私は「パーソナリティ」だと思っているんです。人間としての魅力や個性といった部分。それをShowroomアニメでは出すことができる。キャラクターを好きになってくれた視聴者は、演じている声優の個性を好きになってくれた、ということになるのでありがたいですよね。」

    安江氏「自分に近いキャラクターにファンがつき、スターダムを登っていく声優の方が1人でも出てきてくれるといいですよね。」

    藤崎氏「そうですね。Showroomアニメを通じて、より多くのユーザさんに声優のパーソナルな部分を知ってもらいたいですし、アイデアをもらいながら一緒に楽しんでもらえるといいな、と思います。コメントをもらい番組に反映させて、一緒に番組を作っていくような感じで。」

    一岡氏「そういったパッケージにはできない更新性が一番の強みです。放送してリアルタイムでユーザの反応をみて、翌週の放送にはキャラクターの設定を変更させる。これはパッケージされたアニメにはできないこと。これから色々試していきたいと思います。」

_MG_8728

各プレイヤーがコラボし、声優業界、アニメ業界に変化をもたらそうとしている。「こちら娘島高等学校ほーそお部」はこの記事が掲載される3月31日の夜21時に第2回が放送される予定だ。「Showroomアニメ」に関心がある人は、彼らのチャレンジをこちらからチェックしてほしい。

DeNAとMUGENUPのコラボによる世界初のリアルタイムアニメーション「Showroom アニメ」

SHARE:

「Showroom」は、アイドルやタレントなどのパフォーマーがインターネット上の劇場を模した空間でパフォーマンスを行い、その様子を生配信するサービスだ。同サービスについては先日インタビュー記事を掲載している。 スターが生まれる場所を作りたい ーー DeNAが仕掛けるパフォーマーの仮想ライブ空間配信サービス「Showroom」 このDeNAが提供するパフォーマーが仮想のライブ空間で配信を行うサービス…

「Showroom」は、アイドルやタレントなどのパフォーマーがインターネット上の劇場を模した空間でパフォーマンスを行い、その様子を生配信するサービスだ。同サービスについては先日インタビュー記事を掲載している。

このDeNAが提供するパフォーマーが仮想のライブ空間で配信を行うサービス「Showroom」と、クラウドソーシングなどを駆使しクリエイターの働き方をより自由にすることを目指しているスタートアップのMUGENUPが連携し、新たな新サービス「Showroom アニメ」を立ち上げた。

「Showroom アニメ」は、Showroomのライブ配信機能を用いて、アニメのキャラクターがリアルタイムで動いてしゃべるという世界でも類を見ないサービスだ。リアルタイムモーションキャプチャの仕組みをMUGENUPが担当している、

MUGENUPが制作する番組のタイトルは「こちら娘島高等学校ほーそお部」。キャラクターの動きと声は声優が担当し、リアルタイムでアニメーションが配信される。この新たなアニメメーションのことを「ライブコミュニケーティングアニメ」と呼んでいる。

musumejima

同番組は、

「小笠原諸島にある人口4500人の離島、娘島(むすめじま)。小学校、中学校の頃からアイドルとして有名になることを目標に都内で活動していた榎本かなでは、引っ越し先であるここ娘島で、隠れアイドル志望だった市長の娘、白州あすなと出会う。」

というあらすじとなっており、二人は「目指せ!トップアイドル!」を目標にShowroomで海賊放送を開始する。以下はメイキングムービーだ。



今回、両社が提携して新たな取り組みを行うにあたり、DeNAのShowroom事業責任者前田裕二氏とMUGENUP代表取締役社長の一岡亮大氏に話を伺った。

アニメーションに挑戦したかった

左:一岡氏、右:前田氏
左:一岡氏、右:前田氏
    前田氏:一岡さんからはShowroomがリリースしてすぐにご連絡をいただきました。そこからすぐにShowroom アニメの話はスタートしました。

    一岡氏:サービスを見た瞬間、求めていたプラットフォームが登場した!と思いました。ずっとやりたいと考えていたことが実現できそうだったので、すぐに連絡しました。

一岡氏はソーシャルゲーム、メッセージアプリの次にくるサービスは、動画なのではという仮説はずっと持っていた、と語る。

    一岡氏:動画コンテンツがネットで成り立つためには、法人レベルでしっかりと運用できることが重要だと考えていました。インターネットとパッケージのコンテンツの違いは更新性です。ソーシャルゲームはそれがすごい。毎月月初にイベントを出す、といったことができていますから。これは法人でしかできないことです。

動画も同じ、と一岡氏は語る、ユーザの声をすぐに反映できる仕組みや組織体制があり、運用のスピードが鍵になると考えていたという。

_MG_8714

    一岡氏:MUGENUPはクラウドソーシングでイラストなどの制作をずっとやってきていたので、納期までに納品できることには自信を持っていました。なので、アニメーションのチャンスがあれば飛び込みたいとずっと思っていたんです。

ずっと挑戦したいとは思いながら、一歩踏み出せない理由があった。

    一岡氏:動画コンテンツにはキャッシュポイントがなかったんです。それで飛び込めていなかったところに、Showroomがリリースされました。

    前田氏:それでご連絡いただいたと。Showroomには視聴してくれたファンが、番組配信者の活動を支えるためのギフティングという仕組みがありますから。

    一岡氏:そうですね。良いコンテンツを作る努力をし、ファンを作ることでコンテンツの制作を支えてもらえるのではと思って、番組を作らせてほしいと連絡しました。

クリエイターの機会を作る

先日掲載した本誌の記事でも紹介したように、前田氏がShowroomを立ち上げた理由には「スターが生まれる場所を作りたい」という想いがあった。一岡氏も、同様の考えがあったという。

    一岡氏:実はクリエイターの機会を均等にしたいという想いは前田さんと共通していまして。

    前田氏:そうだったんですか。

    一岡氏:そうなんです。今、MUGENUPには16000人の登録クリエイターがいます。けれど、彼らのほとんどは受託の仕事をしている状態で、それではファンはつかない。いつか次のステップに進み、自分の生み出したコンテンツを持つ原作者になってほしい。それをパブリッシングしていきたいという想いがありました。

    前田氏:Showroomでクリエイターの方が関わったアニメーションが有名になれば、そのクリエイターの方にファンがつくようになるかもしれませんね。

    一岡氏:そうやって実力あるクリエイターが日の当たる場所に行けるようにしたいと思っています。クリエイターの機会を作り出すという点でも前田さんは似た世界観を持っている人だと思っていたので、ぜひ一緒にやりたいと思いました。

_MG_8713

テクノロジー的に新たな挑戦を

    一岡氏:ソーシャルゲームを見ているとわかるように、コンテンツはパッケージからライブに変わっていきます。パッケージ化が基本となっていて、近年複雑化しているアニメーションのライブ化ができないかに挑戦してみたかった。これは前田さんもそうだと思います。

    前田氏:そうですね。新しい挑戦ができればと思って、実際にやってみたらできてしまった。

    一岡氏:できちゃいましたね。ウチはUnityを使っているのですが、Unityのおかげで、特別な施設がなくても配信出来る仕組みができました。

アニメのキャラがリアルタイムでしゃべる

    前田氏:チームでキャスティングについてブレストしているときに、アニメキャラがしゃべったら面白いんじゃない?という話になったんですよ。どうやって実現するのかを色々調べているとリアルタイムモーションキャプチャーの技術があるらしいとわかりました。そこから妄想は膨らむ一方でした。

    一岡氏:ちょうどそのときウチが声をかけた、と。

    前田氏:そうなんです。技術がなくてどうしようか?と考えているときに声をかけてもらって、一緒に進めていこうという話になって。その後はすごいスピード感で進んできましたね。

    一岡氏:速かったですねー。

    前田氏:チームで妄想している段階ではShowroom アニメからバーチャルアイドルが生まれ、それが2020年のオリンピックの開会式で登場するところまでイメージしていました(笑)

    一岡氏:それはぜひ実現させたいですね(笑)

新しいアニメの作り方

    前田氏:Showroom アニメで配信されるアニメーションでは、設定やシナリオなどもユーザ参加型、ある種CGM的に作っていけたらと考えています。

    一岡氏:Showroom アニメ でのアニメは、これまでのアニメとは作り方がまったく異なります。声優が動けばそれがアニメーションになるので、ローコストに制作できます。さらに、ファンが可視化されるため、一定数のファンが確保できたらパッケージ化して流通させることもできる。いわばアニメのリーンスタートアップができるのではないかと考えています。

Showroom アニメはそれができるプラットフォームだと一岡氏は語る。

    前田氏:Showroom アニメがあることでコンテンツを作るハードルが下がり、さらにコンテンツが集まるようになれば、コンテンツを消費する側にとっても楽しい世の中になると思います。

世界的に見ても先進的な取り組みであるShowroom アニメが、今後業界にどのようなインパクトをもたらすのか、楽しみだ。

_MG_8720


「こちら娘島高等学校ほーそお部」概要

開始日:2014年3月24日(月)21:00~(予定)(以降、毎週月曜21時からの放送を予定)
視聴方法:PC及びAndroid端末、iPhone、iPad用アプリで視聴可能
番組URL:https://www.showroom-live.com/musumejima
公式HP:http://musumejima.com/

あらすじ 小笠原諸島にある人口4500人の離島、娘島(むすめじま)。小学校、中学校の頃からアイドルとして有名になることを目標に都内で活動していた榎本かなでは、引っ越し先であるここ娘島で、隠れアイドル志望だった市長の娘、白州あすなと出会う。二人は「目指せ!トップアイドル!」を目標にShowroomでの海賊放送を開始する。

スターが生まれる場所を作りたい ーー DeNAが仕掛けるパフォーマーの仮想ライブ空間配信サービス「Showroom」

SHARE:

AKB48に代表されるようなファンビジネスと、テック系スタートアップで注目を集める映像コンテンツ、この2つを掛けあわせたようなサービスが昨年に登場している。 2013年11月にDeNAがリリースした「Showroom」は、アイドルやタレントといったパフォーマーがスタジアムを模した仮想のライブ空間で生配信を行うサービスだ。 ブラウザとiOS / Androidアプリからパフォーマーの生配信番組を視聴…

Showroom

AKB48に代表されるようなファンビジネスと、テック系スタートアップで注目を集める映像コンテンツ、この2つを掛けあわせたようなサービスが昨年に登場している。

2013年11月にDeNAがリリースした「Showroom」は、アイドルやタレントといったパフォーマーがスタジアムを模した仮想のライブ空間で生配信を行うサービスだ。

ブラウザとiOS / Androidアプリからパフォーマーの生配信番組を視聴でき、会員登録をするとパフォーマーに対するコメントの書き込みやデジタルアイテム(ギフトアイテム)をステージに向かって投げ込む機能(ギフティング)などを利用することができる。

出演するパフォーマーが続々と登場し、日増しに勢いを増す新サービスとは一体どのように生まれたものなのか。今回、Showroomの事業責任者であるDeNAの前田裕二氏にインタビューを行った。

自分にしかできない価値の提供を

_MG_8703

前田氏は、新卒で外資系証券会社に入社。しばらくニューヨークで勤務していた。その頃、彼は日米中韓を中心にスタートアップが莫大な資金を調達する案件を数多く目の当たりにしてきた。

株式市場において数千億規模の資金を運用する機関投資家と仕事をしてきた前田氏は、自身のキャリアについて考えなおすきっかけがあり、起業を考えるようになる。

その後、証券会社を退職。一刻もはやく起業をして、自分にしか生めない価値を創ろうと、日本に帰国。就職活動時、DeNAにも内定しており、南場智子氏と面識があった前田氏は自分が考えている事業の相談に向かった。

「最初は、自分で投資家から資金を集めてサービスを立ち上げようと思っていました。ですが、南場さんに相談したら、「うちでやりなよ」という話をされ、DeNAに入社することになりました。」

Showroomの強み

前田氏はShowroomを立ち上げる。前田氏が考えているShowroomの強みは、以下の3つだ。

    ・近接性
    ・存在感
    ・参加感

Showroomでは自身を模したアバターが画面上に現れ、そのアバターから言葉が発せられているように表現される。このインタラクションのリッチさが、従来の動画サービスとは異なると前田氏は考えている。

一番の特徴は「ギフティング」だろう。ギフティングとは、パフォーマーがパフォーマンスをしている仮想ステージに向かって一部有料のデジタルギフトを投げ込む機能を指す。ユーザは気に入ったパフォーマーのライブ中継を視聴し、ギフティングやコメントを通じて応援することができる。

スターが生まれる場所を

「スターが生まれる場所を作りたかった」と前田氏は語る。

「ニューヨークには街中にストリートミュージシャンが溢れています。中にはストリートでの演奏だけで生計をたてる人も。以前から、ストリートミュージシャンが活躍できる場所はウェブ上にあってもいいよね、と思っていました。彼らの才能が見出されるチャンスを増やし、世にもっと送り出すことができたら、世の中にもっとインパクトがあるのでは、と考えていたんです。」

ギフティングというビジネスモデルに惹かれたことに加え、才能が世に送り出されやすくする仕組みを作りたいと考えていた前田氏はShowroomというサービスを立ち上げるに至った。

Showroomというプラットフォームを作り上げることで、パフォーマーが努力を重ね、ファンに支えてもらうことができれば、脚光を浴びられるようにしたい、と前田氏は考えている。

「日本のエンタメ業界に、機会の平等をもたらしたいと考えています。」

そう語る前田氏。Showroomは近々、MUGENUPとコラボして世界的に見ても初の取り組みを実施する。その連携についても本誌で取材を行っており、後日掲載予定だ。