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失敗に終わりつつあった「nana」が、世界的な成功を見せる音楽アプリに成長を遂げるまでの軌跡【ゲスト寄稿】

本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。 Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。 彼はポッドキャスト「Disrupting Japan」を…

本稿は、Disrupting Japan に投稿された内容を、Disrupting Japan と著者である Tim Romero 氏の許可を得て転載するものです。

Tim Romero 氏は、東京を拠点とする起業家・ポッドキャスター・執筆者です。これまでに4つの企業を設立し、20年以上前に来日以降、他の企業の日本市場参入をリードしました。

彼はポッドキャスト「Disrupting Japan」を主宰し、日本のスタートアップ・コミュニティに投資家・起業家・メンターとして深く関与しています。


nana Music 文原明臣氏

音楽アプリで金を稼ぐのは難しい。競争が激しく、たいていの人は音楽アプリに多額の金を払いたがらないからだ。

しかし、nana の文原明臣氏は困難にもめげず、事業を続けている。nana はコラボレーションして音楽を作れるアプリで、ユーザ同士が異なる音楽トラックをアップロードすることができる。アップロードされたトラックは他のユーザによる編集やリミックスを経て、数え切れないほどのアレンジを作り出すことができる。

今日では世界中に数百万人のユーザがいる nana だが、リリースから3ヶ月の頃には、資金はほぼ底を尽き、新規のアプリインストール数はゼロに向け下降していた。文原氏と彼のチームがこの事態を脱却した経緯は、素晴らしいストーリーだ。

Tim:

nana はプロのミュージシャンに特化しているのでしょうか? あるいは、アマチュアのミュージシャンでしょうか?

文原氏:

アマチュアに特化しています。nana は、コミュニケーションを図るために、楽しみながら音楽を使えるアプリです。

Tim:

お客さんについて教えてください。誰が nana を使っているのですか?

文原氏:

10代の女の子の間で最も人気があり、世界中に300万人のユーザがいます。日本のユーザが200万人、それ以外は台湾、アメリカ、ベトナム、インド、フランスです(編注:数字はインタビュー当時のもの。現在のユーザ数は400万人)。

Tim:

それらの国で人気のあるのはなぜでしょう?

文原氏:

理由ははっきりしていません。意図したものでもありません。すべては口コミで成長してきました。

Tim:

少し文原さん自身についても話をさせてください。かつてプロの歌手だったそうですね?

文原氏:

はい、私は スティービー・ワンダーやレイ・チャールズのような歌手が好きでしたが、nana を始める前は5面ほどプロのカーレーサーをしていました。

Tim:

プロレーサーから音楽スタートアップとは、大きな転換ですね。どうして、進む道を変えようと思ったのですか?

文原氏:

お金がなく、スポンサーもいなかったからです。レースで生計を立てるのは大変です。しかし、私がキャリアを変えようと思ったのは、ハイチ地震の支援にお金を調達する目的で作られた YouTube 動画を見たときのことでした。世界中から集まった57人のアマチュアミュージシャンが『We Are The World』を歌っていたのです。彼らは互いに離れた場所にいながら、録音され編集さたものでした。大変感動しました。互いに顔を合わしたこともない状態で、互いに共鳴しあいハーモニーを奏でているのは素晴らしかった。自分でもそのようなものを作りたいと思ったのです。

Tim:

文原さんは、2012年に nana を初めてローンチしたとき、Movida の初期のアクセラレーションプログラムに参加していて、多くのパブリシティを得ましたよね。でも、事はスムーズには進まなかったんですよね?

文原氏:

最初はうまくいったのですが、当初のパブリシティが無くなると、ダウンロード数も減っていきました。2012年末までには、新しいダウンロードはほぼ無くなり、資金も尽きかけていました。

Tim:

そこで、何があったのでしょうか?

文原氏:

持てる限りのいくばくかのお金を使って、nana を使いやすいように UX を完全にデザインし直しました。しかし、最も重要な変化は、自分の歌やコラボレーションをユーザがソーシャルメディア上でシェアできるようにしたことでした。この機能をつけておかげで、人々は再び nana のことを話してくれるようになり、ダウンロード数は上がり始め成長を続けました。

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2015年に開催された第1回 nana フェス

Tim:

ライブイベントも開催してきましたね?

文原氏:

はい。2015年に開催した『nana フェス』には約1,000人が来場しました。このイベントでは、多くのライブやコラボレーション・パフォーマンスが繰り広げられました。非常に楽しかったので、今年も再び開催する予定です。

Tim:

nana のユーザ同士でバンドを結成したり、プロのミュージシャンになったりした人はいますか?

文原氏:

もちろん、何人かはいます。nana で出会ったユーザ同士が結婚したケースもあります。

Tim:

それは素晴らしい。音楽には本当に国境が無いんですね。違う国のユーザ同士がコラボレーションする事例も多いんですか?

文原氏:

いいえ。残念ながら、たいていの日本人ユーザは他の日本人ユーザとコラボレーションしています。フランス人ユーザも、他のフランス人ユーザとコラボレーションしている、という感じです。これはソーシャルメディア上での共有や言語の問題に起因すると思いますが、将来はより多くのグローバルなコラボレーションを見出したいと思います。

Tim:

音楽でお金を稼ぐのは大変だとよく言われます。Naha のビジネスモデルは、どのようになっているのですか?

文原氏:

nana は無料で使えますが、我々の売上には2つの収入源があります。一つはアプリ内広告で、もう一つの有料サブスクリプションです。有料ユーザは、特別な音声効果を使えたり、広告を隠したり、高度な検索オプションを使ったりすることができます。

Tim:

nana をローンチしたときに Movida アクセラレータに参加しましたよね? すべてのスタートアップに、アクセラレータに参加することを進めますか?

文原氏:

いいえ。私は、アクセラレータでの経験から多くのことを学びました。当初はビジネスの経営方法をほとんど知りませんでしたし、メンターからは他の創業者らと同様に多くのことを学びました。素晴らしい経験でした。しかし、アクセラレータは、大きなリスクをとって、迅速に成長するか失敗するかを白黒つけたい企業にのみ向いていると思います。そういう企業こそが、VC やアクセラレータが関心を示す業態だからです。安定して堅調に成長できる素晴らしいビジネスは多くありますが、彼らはアクセラレータからあまり多くの利益を得ることはないでしょう。その種の企業の創業者は、自身の力で事業を成長させていくのが良い方法です。

Tim:

文原さんは神戸出身ですが、なぜ東京に来て nana を始めたのですか?

文原氏:

神戸で、会社を始めることに興味を持ってくれる人を見つけられなかったのです。2012年当時、スタートアップを始め、新しいビジネスアイデアにパッションを持ってくれる人に会うには、東京に来るより他ありませんでした。幸運なことに、それは変化しつつあり、現在では日本中で新しいスタートアップが見られるようになっています。これは素晴らしいことがだと思います。


nana の UI の変化が、同社のダウンロード数を好転させ、nana を失敗しつつあったスタートアップから成長するスタートアップへ変化させたのは、興味深くもあり重要なことだ。nana を使いやすくしただけでなく、ユーザが nana での体験を多数の非ユーザにソーシャルメディアで共有できる機能をつけたことが状況を変化させた。

これは、コンシューマ向けアプリを作ろうとしている人には不可欠なことだ。今日アプリストアには220万以上のアプリが登録されており、ユーザから注意の目を引くためには、多額のマーケティング予算を使うか、アプリにバイラルマーケティングのしくみを組み入れるくらいしか方法は無い。あなたのアプリを使ったことをユーザがシェアできるようにするだけでなく、ユーザが実際にシェアしたいと思うようにさせるものであるべきなのだ。

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年明けには300万人到達、海外も4割近くにーー音楽SNS「nana」課金サービスを開始

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音楽SNSアプリ「nana」を展開するnana musicは10月19日に有料課金サービス「nanaプレミアム」をiOS版のアプリにて提供開始すると発表した。月額580円で拍手数順に楽曲のソートをかけられる機能や、エフェクトの追加、投稿サウンドをマイページのフィード上部に固定表示できる機能などを提供する。同社は今後も有料課金ユーザー向けに追加機能を提供する予定としている。 nanaはユーザーが伴奏…

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音楽SNSアプリ「nana」を展開するnana musicは10月19日に有料課金サービス「nanaプレミアム」をiOS版のアプリにて提供開始すると発表した。月額580円で拍手数順に楽曲のソートをかけられる機能や、エフェクトの追加、投稿サウンドをマイページのフィード上部に固定表示できる機能などを提供する。同社は今後も有料課金ユーザー向けに追加機能を提供する予定としている。

nanaはユーザーが伴奏した楽曲や歌声などを組み合わせて新たな楽曲コンテンツを作ることができるソーシャルネットワーク。

同社代表取締役の文原明臣氏によれば、2012年11月に公開されてから8月時点での累計の楽曲投稿数は3100万曲で、再生回数は11億回以上、登録したユーザー数は250万人を超えている。来年1月このままの推移でいけば来年1月には300万人の数字が見えてくるということだった。

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「僕たちの成長エンジンってみんなが歌ってそれを投稿して、それがシェアされてまたそのフォロワーの人たちが入ってきてっていうサイクルなんです。ただ課題として入ってくるハードルをすごく下げようと登録時に何も情報を取らなかった結果、よく分からないままいきなりnanaの世界観に放り出される人もいて離脱してしまうこともあるようなのです」(文原氏)。

ユーザー層が若いことや、集まるコンテンツがボーカロイドやアニソン中心ということもあって、とっつきにくいと感じた人が定着しない問題は認識していて、今後はカテゴリ分けや個人の情報に基づいたパーソナライズのような機能も考えているそうだ。

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今回開始された課金サービス(一部)

では今後の成長はどこまで続くのだろうか?

文原氏は国内でどれだけ頑張っても3000万人が上限で、やはり海外の伸びが必要になると語る。

「現在7割ぐらいが国内なんですが、これを逆転させたいと考えています。今、ユーザー数で多いのがタイや北米、スペイン語圏でもうすぐ4割ぐらいになりそうな勢いになっています。Android版が中心でASO(アプリ検索最適化)をしっかりやった結果です」(文原氏)。

国内では楽曲を演奏する人たちのコラボレーションが始まって、そこに歌いたい人たちの声が乗ることでコンテンツが増えた。そのやり方を海外でも同様に実践すれば「歌声はノンバーバルなので」そのまま他国展開できると考えているようだった。

課金についても当初は投げ銭モデルをやったらどうかなど、いろいろなアドバイスがある中、ひとつのポリシーで今回のモデルを選択したのだそうだ。

「マネタイズについては葛藤がありました。ビジネス的には法人向けの広告展開もやってますし、いろいろな方向性がある中、この熱量の高い人たちと一緒にコミュニティを支えられないかなという想いがあったんです。音楽が好きな人たちがより便利で楽しめる世界を作れるように一緒に支える、そういうやり方が一番なんじゃないなかって」。

数年来 nana のコミュニティを大切にしてきた、彼らしいビジネスモデルではないかなと感じた。

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毎日5万曲以上が投稿される音楽アプリ「nana」が200万ユーザを突破、今期中にプレミアム会員と動画広告を開始予定

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nana musicが提供する音楽SNSアプリ「nana」の登録ユーザ数が200万人を突破した。 nanaは、スマホを利用していつでもどこでも誰とでも、カラオケ・合唱・バンドセッションといった音楽を楽しむことができるアプリとして、2012年11月にリリースした。 同アプリがユーザ数を100万人を突破したのは、2015年6月。同年12月にはユーザ数は150万に達した。100万ユーザに達するのにかかっ…

nana

nana musicが提供する音楽SNSアプリ「nana」の登録ユーザ数が200万人を突破した。

nanaは、スマホを利用していつでもどこでも誰とでも、カラオケ・合唱・バンドセッションといった音楽を楽しむことができるアプリとして、2012年11月にリリースした。

同アプリがユーザ数を100万人を突破したのは、2015年6月。同年12月にはユーザ数は150万に達した。100万ユーザに達するのにかかった時間を考えると、速度が上がってきていることが見て取れる。

累計再生回数は2.5億回以上ーー音楽コミュニティアプリ「nana」が100万ダウンロードを突破

音楽アプリ「nana」が躍進、累計再生数は5億回、ユーザ数は150万人を突破

現在、nanaユーザの6割以上は10代の中高生。毎日5万曲以上の楽曲が投稿されているという。

雑誌Popteenの専属モデル前田希美や、男性グループXOXの木津つばさなどの若者に人気の有名人もnanaを使って歌声を投稿しており、コミュニティの活性化を牽引した。

nanaはオンラインのサービスでありながら、オフラインの活動にも積極的だ。イベントを積極的に開催し、ユーザ同士が交流する場を設けていた。

音楽で人と人をつなげるーー参加者数1000人を超えた「nanaフェス」を終えて見据える次のステージ

2013年1月にnana musicと業務提携を結んだ島村楽器の店舗には、nanaのスペースも開設され、オフラインでユーザにリーチする機会も増えてきている。

ユーザ数も増え、良いユーザコミュニティも構築できているnaanの課題はマネタイズだ。nana music 代表取締役の文原明臣氏は、マネタイズに関して下記のようにコメントした。

文原氏「今季は動画広告、プレミアム会員を始めとしたマネタイズ施策を実施していきたいと思っています。実は、3月からテスト的に動画広告を実施しており、期待できる数字が既に出てきております。

プレミアム会員は夏から秋頃の導入を予定しております。プレミアム会員では、nanaがより便利に利用できるオプション機能を中心に提供していく予定です。ビジネス化がうまく進めば、機能追加のみならず、さらなる付加価値をユーザに提供できるため、頑張っていきます」

これまでのnanaの軌跡はこちらから確認できる。

音楽コミュニティアプリ「nana」の記事まとめ

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音楽アプリ「nana」が躍進、累計再生数は5億回、ユーザ数は150万人を突破

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nana musicが提供する音楽コミュニティアプリ「nana」のユーザによる投稿楽曲の累計再生数が5億回を超えた。今年1年間で、それまでの5倍となる再生回数となっている。ユーザ数も伸び、150万人を突破した。 同社はこの躍進の背景として、3つの要素をあげている。まず、JUJUや井上苑子、片平里菜といった人気メジャーアーティストとの タイアップ企画を数多く行ったこと。JUJUや井…

nana music

nana musicが提供する音楽コミュニティアプリ「nana」のユーザによる投稿楽曲の累計再生数が5億回を超えた。今年1年間で、それまでの5倍となる再生回数となっている。ユーザ数も伸び、150万人を突破した。

同社はこの躍進の背景として、3つの要素をあげている。まず、JUJUや井上苑子、片平里菜といった人気メジャーアーティストとの タイアップ企画を数多く行ったこと。JUJUや井上苑子といったアーティストが実際にnanaユーザとなり、一般ユーザの投稿に歌やハモりを入れるコラボを実施したという。ツイキャスやMixchannel、ニコニコ動画など、インターネット上で有名なユーザたちがnanaを使い始めたことも成長を後押しした。

また、今年nanaでは一般ユーザの廣野ノブユキ氏が作詞作曲したオリジナル楽曲「Rainy」が流行したという。この楽曲の累計再生数は約40万回、2500人以上のユーザーによって歌われた。ユーザが作成したコンテンツの中から人気作が生まれ、サービス内で話題となるというのは、コミュニティサービスの盛り上がりを示すひとつの指標だ。

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そして、今年、nanaが実施した大きなできごとといえば、2015年8月に品川プリンスステラボールにて開催した、ユーザ参加型イベント「みんなでつくる音楽祭 nanaフェス」だろう。参加者数は合計で1000人を超え、ユーザ同士がリアルに繋がる機会を提供した。「nanaフェス」以後、 全国各地でユーザ主催のオフ会やライブイベントが数多く開催されているという。

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これまで長く地道な取り組みを続けてきたnana。大きく成長した今年を経て、来年はどこを目指すのだろうか。nana music代表取締役社長の文原明臣氏は、

文原氏「今回のリリースは主に日本国内の現象を取り上げていますが、実はアジア圏でもきちんとユーザが伸びています。来年は国内はもちろんのこと、更に海外展開に力を入れていき、”音楽で世界をつなげる”というビジョンに向けて、1歩1歩実現していきたいと思います」

と来年に向けての意気込みを語った。

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音楽で人と人をつなげるーー参加者数1000人を超えた「nanaフェス」を終えて見据える次のステージ

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音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicが、先週末の2015年8月23日に品川プリンス ステラボールにて、ユーザ参加型イベント「みんなでつくる音楽祭 nanaフェス」が開催された。 nana musicはこれまでにもユーザ参加型のリアルイベントを開催してきていたが、今回開催された「nanaフェス」はこれまでで最大規模。当日は目標人数には届かなかったものの、累計で1000人を…

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音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicが、先週末の2015年8月23日に品川プリンス ステラボールにて、ユーザ参加型イベント「みんなでつくる音楽祭 nanaフェス」が開催された

nana musicはこれまでにもユーザ参加型のリアルイベントを開催してきていたが、今回開催された「nanaフェス」はこれまでで最大規模。当日は目標人数には届かなかったものの、累計で1000人を超える参加者が会場に詰めかけた。参加者は10代の若者が多く、1年以上「nana」を利用しているユーザの参加が目立った。

「nanaフェス」では、メインステージでのユーザによるパフォーマンスに加えて、セッション、カラオケ、音楽ゲーム等が体験できるブースが複数出展された。イベントの最後には、ゲストアーティストによるライブも行われ、会場は終始盛り上がりを見せた。

「「音楽で人と人をつなげる」というビジョンをバーチャルな世界だけでなくリアルでもその場所を提供したい。その想いがnanaフェスには込められています。」

そう、nana music CEOの文原明臣氏は語る。

「開催に向けての数ヶ月間、実際には紆余曲折あり、開催が危ぶまれたこともありましたが、何とか当日を迎えることができました。いざフタを開けてみると、会場内ではあらゆる人達が一緒に音楽を楽しみ、つながりを増やしている光景を目の当たりにして、自分たちの方向性は間違っていないんだと、あらためてビジョンに自信を持つことができました。」

アプリというプロダクトだけではなく、イベントの開催も通じて、ビジョンの実現に向けてまい進するnana music。次の開催日程などは未定とのことだが、今後もこうした「音楽で人と人をつなげるリアルな場所」を作っていく予定だという。

「日本中、そして、国を超えて、世界中にこうした場を作っていきたいと思っています」と語る文原氏。さらなる世界展開を見据え、来月にはAndroidのメジャーアップデートも控えている。

文原氏が繰り返し語ってきた「武道館」という言葉が、また一歩実現へと近づいた。

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ユーザからメジャーアーティストは登場するかーー音楽コミュニティアプリ「nana」が初のボーカルオーディションを開催

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音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicが、クリエイターマネジメントを行うDiostaと共同で、ユーザのメジャーデビューに繋がるオーディションをnana上で開催する。 7月3日より開催されているオーディションは、クリエイター集団「Diosta(ディオスタ)」のあいみベイダー​プロデュースによる新​規ガールズバンド「素人女子(仮)」のボ…

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音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicが、クリエイターマネジメントを行うDiostaと共同で、ユーザのメジャーデビューに繋がるオーディションをnana上で開催する。

7月3日より開催されているオーディションは、クリエイター集団「Diosta(ディオスタ)」のあいみベイダー​プロデュースによる新​規ガールズバンド「素人女子(仮)」のボーカリストを募集するというもの。

この活動に関しては、GReeeeNやwhiteeeenといったアーティストたち所属するHigh Speed Boyz inc.がバックアップ。オーディション合格者はバンドの“顔”であるボーカルとして、活動をスタートすることになる。

音楽コミュニティアプリ「nana」は、これまでの取材で話を聞いていると、プロになりたいユーザよりもただ音楽を楽しみたい人が多く集う場所だった。今回、オーディションが開催されるようになったことで、また違った属性のユーザも多く集まることになりそうだ。

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累計再生回数は2.5億回以上ーー音楽コミュニティアプリ「nana」が100万ダウンロードを突破

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nana musicが運営する音楽コミュニティアプリ「nana」の累計ダウンロード数が100万を突破した。 「nana」は歌声や楽器演奏を録音・投稿できるスマートフォンアプリ。コアなファンがいるアプリとしても知られており、リリース以来ユーザを大切にしながらダウンロード数を伸ばしてきた。 その道程はけっして平坦なものではなかったが、ひとつの節目を迎えることとなった。これまでのエピソードについては、本…

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nana musicが運営する音楽コミュニティアプリ「nana」の累計ダウンロード数が100万を突破した。

「nana」は歌声や楽器演奏を録音・投稿できるスマートフォンアプリ。コアなファンがいるアプリとしても知られており、リリース以来ユーザを大切にしながらダウンロード数を伸ばしてきた。

その道程はけっして平坦なものではなかったが、ひとつの節目を迎えることとなった。これまでのエピソードについては、本誌でインタビューが掲載されているので、こちらを読んでいただきたい。

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100万ダウンロードを突破し、ユーザによる投稿楽曲の累計再生数も2億5000万回を超えた。この再生数の多さに対応するべく、ユーザからの要望も多かった「プレイリスト」機能をiOS版に追加している。

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プレイリスト機能を利用することで、ユーザはアプリ内のお気に入りの楽曲をカスタマイズしてリストを作成し、繰り返し再生することが可能。作成したプレイリストはプロフィール画面上に公開できる他、ソーシャルネットワーク上でシェアすることも可能だ。

この機能が追加されたことで、ユーザ同士がつながりやすくなり、アプリに滞在する時間も増加するのではないだろうか。nanaは今年の夏には、ファンのための大規模な参加型イベント「nana フェス」の開催を予定している。

コミュニティを軸にしながらプロダクトを磨き続けているnanaが、今後どんな成長を遂げていくのか。楽しみだ。

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音楽コミュニティアプリ「nana」の文原氏、100万DL目前にしてこれまでの苦難を語る

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ユーザー同士が投稿した歌声や楽器の音色を重ね合わせてコラボレーションを実現してくれる、音楽コミュニティの「nana」が今年に入ってまた大きく成長しているらしい。運営するnana musicの代表取締役、文原明臣氏が本誌に教えてくれた情報によると、同アプリのダウンロード数はもうすぐ100万件に到達する状況だという。 音楽に関するサービスと言えば、SpotifyやApple Musicなどのストリー…

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ユーザー同士が投稿した歌声や楽器の音色を重ね合わせてコラボレーションを実現してくれる、音楽コミュニティの「nana」が今年に入ってまた大きく成長しているらしい。運営するnana musicの代表取締役、文原明臣氏が本誌に教えてくれた情報によると、同アプリのダウンロード数はもうすぐ100万件に到達する状況だという。

音楽に関するサービスと言えば、SpotifyやApple Musicなどのストリーミング(国内ではサイバーエージェトとエイベックスのAWAやLINE MUSIC)などのような「聞かせる」ものが主であり、コミュニティについてはMySpaceの栄枯盛衰とかApple Musicに新たに加えられるソーシャルネットワーキングサービス(以前にはPingというのもあった)が話題に上がる程度で、nanaのようにユーザー同士で楽曲を作成できるようなものは見当たらない。

実際、このnanaは2012年8月に公開されるも、サービスが立ち上がるまでに非常に困難な道のりを歩んでおり、THE BRIDGEでも度々その成長を取り上げるようになったのは2014年に入ってからになる。

100万件ダウンロードが近いということで、文原氏にこれまでの数年を振り返ってもらった。ニッチサービスの成長が如何に困難かよく分かるはずだ。(太字の質問は全て筆者。回答は文原氏)

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nana music代表 文原明臣氏

改めてnanaを立ち上げた時の経緯を教えてください。

nanaの構想を思いついたのは2011年5月ごろです。「We are the world」のような世界観が大好きで、世界中の人たちと歌いたい、もっと簡単に歌うことでつながりたい、と思ったのがキッカケでした。とはいえ自分にはコードを書ける能力もデザインできる能力もなかったので、出来る人を集めようと思い、神戸から東京に出てきました。

私と出会ったのもその頃ですね。シードアクセラレーターのMOVIDA JAPANに参加されていました。

とにかく色んな人に会ってはこういうことをやりたいんだ、ということを伝え、一人、またひとりと協力してくださる人たちが増えていき、デザイナー、サーバーサイドエンジニア、iOSエンジニア、自分含めて4名が揃ったタイミングでMOVIDA JAPANからの投資も決まりました。その後に法人化して、僕自身も神戸から東京に出てきて本格的に作れる体制が整いました。それが2011年12月です。

元々文原さんはレーサーという経歴ですから、ウェブ、アプリの開発は戸惑ったんじゃないでしょうか。

2012年にはいって本格的に開発を進めていったのですが、当初のリリース予定タイミングには間に合わず、また少しでも完成を早めるために外注さんにお任せしたところ2,3ヶ月立って1行もコードが書かれてなかった、なんてこともありましたね。こういったマネジメント経験ははじめてだったので、失敗ばかりでした。

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リリース当時のアプリ

で、2012年8月にリリースをすると。

リリース初日は色々なテック系メディアさんに載せて頂いてAppStoreのランキング上位に来たりもしたのですが、すぐに失速して毎日数十DL、DAUもせいぜい数百人前半みたいな状態になって、そこから大きく伸びる兆しは正直見えてはいませんでした。その後2012年11月に英語対応し海外でもリリースしたのですが、特に伸びることはありませんでした。

2013年の2月ごろに楽器小売事業会社との事業提携リリースがはじめて音楽系のメディアに載って、そこで少し伸びました。が、そこからも低空飛行でした。

私もこの頃、色々な話を聞きました。やはりニッチすぎるんじゃないかとか、ビジネスどうするんだとか、厳しい意見が多かったです。

苦しい時期でした。サービスは大きく成長する兆しは見えず、シードマネーも尽き、人も辞めていきました。エンジニアも辞め、修正すべき点は多々あるのに開発はまったく進まず、来月どうやってサーバー代を払うか、メンバーへの支払いをするか、外注への支払いをするか、とお金に追われる日々がはじまりました。

確かにいったん諦めたほうがいい、休止したほうがいい、そんな意見も頂きましたね。

どうして止めなかったんですか?

そんな中でも着実にユーザーは増えてたんです。開発ができない中でなにかユーザーのためにできることはないかと考え、はじめて公式のオフ会などを開いたりもしました。この時に来て頂いたユーザーとのつながりは今も強いです。

決して大きな数ではないですが、一歩一歩サービスとして成長ができているし、まだやるべきことをやれてないだけ、このサービスは絶対に大きく羽ばたける、そう信じて日々を耐えました。

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2周年イベントに集うユーザー。nana存続のキーとなった。

小さくてもコミュニティが出来てて、その人たちが満足している、という状況を信じた。

そんな状態の中でも個人投資家の方が手を差し伸べて下さり、辞めずに付いてきてくれるメンバーが居たり、支払いを待ってくれる外注さんが居たり、そして着実にユーザーも増えたりと、ギリギリの状態ながらも前には進めていたのだと思います。

この状態が1年近く続きました。この間もなんとか事業を成長させるための資金調達を試みていました。ですがほとんどは「面白いんだけど、ねぇ・・・」という反応でした。

外部からの資金調達は非常に現実的な売上成長や見込みが必要ですからね。期待値だけで投資してくれるのは本当に初期の方々だけです。ちなみに改めて考えているビジネスモデルは?

ビジネスモデルですが、ユーザーが自主的に開催していた企画からヒントを得たなどの広告モデルを現在マーケティングや収益化も兼ねてトライアル中です。

無条件にどことでもなんでも、というわけでは当然ありませんが、これまで事業会社といくつかコラボ企画を行ってて、お題の楽曲がすぐに1000曲以上投稿された、なんて現象を生める事も確認されています。

なるほど。

このユーザーの拡散力を活かしたモデルを構築できると考えています。また、いわゆる審査的なものに大変苦しめられている部分もありますが(笑。もちろん広告以外の安定収益も検討と実装を進めており、ユーザー課金などもこれに含まれます。

それでギリギリの状況下で次の調達が決まったわけです。

本当に資金調達に関しては希望が出ては立ち消え、の連続でした。

そんな中、ほんとにひょんなキッカケなのですが、たまたまご紹介頂いた個人投資家の方から音楽事業会社をご紹介頂きました。そしてこの事業会社からの資金調達がトントン拍子に決まったのが2013年末です。正直思ってもみませんでした。

まあ、この辺りがスタートアップは奇跡だって言われる所以なんですよね。こればっかりは理屈で説明できない。生き残った結果、ダウンロード数が2014年に入って急に伸び始めるんですが、これはどういう理由ですか?

具体的に言うと2013年末から新規獲得がぐぐっと増えました。施策自体は単純でAppStore上の単語やスクショの最適化、言語のローカライズを行っただけで、6倍程度新規獲得数が増えました。今度はサービス側の開発が追いつかなくなりました。

なるほど、コアのユーザーはついていたので、開発資金が入ったおかげで改善が進み、それで伸びた、と。

2014年初期は成長スピードは高まりはじめたものの、まだエンジニアも充分には揃っていないため開発スピードが追いつかず、アクセスが集中すると落ちたりまともに使えないぐらい重くなったりしました。が、そこもひとり、またひとりとメンバーが増えてリソースが充当される中でどんどん解決していきましたね。

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nanaの開催するイベントに集うユーザーたち

2014年10月にAndroid版、12月にiOS版も改良版を出されました。

後の目標としては、まず今期中に500万DLを目指しています。それも国内のみではなく、海外でのユーザーをきちんと増やすことを考えています。「世界と歌おう」を実現するためにまずはアジア展開をメインで考えています。

結構急カーブを狙ってますね。

これ自体ストレッチな目標だとは自覚しています、が、目標は目線は高く持ちたい。もっと大きく成長させます。あともうひとつ、今年の8月に「nanaフェス」というリアルイベントを品川ステラボールで開催します。2013年の時の公式オフ会から始まって、2014年頭にnanaフェスvol.1という小さなライブイベントも開催したりと、リアルイベントをこれまでも行ってきました。

みなさん楽しそうに参加されてますよね。うちの共同編集のジュンヤも取材しって楽しそうだったと言ってました。

今後はこのリアルイベントも大きく成長させていきたいと思ってます。このイベントに来ればnanaの楽しさが体現されていて、一緒に歌うこと、一緒に音楽を演ること、そんな音楽の楽しさが全部詰まったイベントにしたいと思っています。

目標は武道館です。

そこで10000人で、歌って、演奏して、音楽を楽しむ。そんなリアルな場所も作りたいと考えています。初めてのライブが武道館でした、って面白くないですかね?(笑)

ネットはリアルあってのものですし、nanaが進んでる方向が間違っていないから支援者の方もついてくれてるんでしょう。非常に厳しい時期を乗り越えたからこそ、次の成長もぜひ乗り切ってください。今日はありがとうございました。

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音楽コミュニティアプリ nana が映画「ピッチ・パーフェクト」とコラボしたユーザ参加型イベントを開催

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音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicが、同期歌詞配信サービス「プチリリ」を提供するシンクパワーと共同で、映画『ピッチ・パーフェクト』に関連したユーザ参加型イベント「『ピッチ・パーフェクト』ボーカル選手権」を開始した。 「nana」はアプリを通じて毎日2万曲以上の歌や楽器演奏が投稿される音楽アプリ。10代がメインユーザとなっている同アプリと、アカペラサークルに所属する女子…

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音楽コミュニティアプリ「nana」を提供するnana musicが、同期歌詞配信サービス「プチリリ」を提供するシンクパワーと共同で、映画『ピッチ・パーフェクト』に関連したユーザ参加型イベント「『ピッチ・パーフェクト』ボーカル選手権」を開始した。

「nana」はアプリを通じて毎日2万曲以上の歌や楽器演奏が投稿される音楽アプリ。10代がメインユーザとなっている同アプリと、アカペラサークルに所属する女子大生の活躍を描いた青春映画である『ピッチ・パーフェクト』は、相性の良い組み合わせだ。

同映画はアメリカで2012年に公開。若者を中心にアカペラブームが巻き起こるほどの人気を博し、続編の『ピッチ・パーフェクト2』が現在大ヒットしている。日本では5月末から『ピッチ・パーフェクト』が公開され始めたばかり。

映画の日本公開を記念して「『ピッチ・パーフェクト』ボーカル選手権」が開催。参加者は、『ピッチ・パーフェクト』サントラ収録曲である「カップス」をnanaアプリ上で歌って投稿するだけでエントリーが完了。nanaと『ピッチ・パーフェクト2』宣伝プロデューサーらによる合同審査を実施し、グランプリを決定する。

nanaはこれまでにも「新春nana紅白歌合戦 in SHOWROOM」やZimaのロボットバンドが演奏する楽曲を募集するキャンペーンなどユーザ参加型の企画を実施している。

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nanaがこの夏開催予定のユーザ参加型ライブ「nanaフェス」参加者の公募を開始、目標人数は2000人

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音楽コミュニティアプリ「nana」が、出演者からスタッフまで全てnanaユーザの手でつくるユーザ参加型のライブイベント「みんなでつくる音楽祭 nanaフェス」を2015年8月23日(日)品川プリンス ステラボールにて開催することを発表、出演者の公募を開始した。 「nana」はスマホアプリを使ってユーザが歌や楽器演奏でコラボをするという音楽コミュニティアプリ。今年1月末には、投稿楽曲の再生数が累計1…

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音楽コミュニティアプリ「nana」が、出演者からスタッフまで全てnanaユーザの手でつくるユーザ参加型のライブイベント「みんなでつくる音楽祭 nanaフェス」を2015年8月23日(日)品川プリンス ステラボールにて開催することを発表、出演者の公募を開始した。

「nana」はスマホアプリを使ってユーザが歌や楽器演奏でコラボをするという音楽コミュニティアプリ。今年1月末には、投稿楽曲の再生数が累計1億回を突破している

同アプリを提供するnana music代表の文原 明臣氏は、最近のピッチイベント等ではこのユーザ参加型ライブ「nanaフェス」について話すことが多かった。文原氏は2016年には武道館でのユーザ参加型ライブ「nanaフェス」の開催を目指すと宣言しており、今回のライブイベントの動員数は武道館の実現可能性を測る試金石となりうる。

ユーザコミュニティを重視してきたnanaが、今回のライブイベントを成功させられるかどうかは気になるところだ。以下の映像で文原氏のメッセージを視聴することができる。



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