新興国向けモバイル報酬プラットフォームCandy—CEO深田氏が語る、これからの東南アジア展開

by Rick Martin Rick Martin on 2013.11.21

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

Candy は、日本のスタートアップ YOYO Holdings が作ったモバイル報酬プラットフォームだ。[1] ユーザは依頼されたアンケートの回答、アプリのインストール、バナーのクリック、レビューの書き込みなどマイクロタスクを完遂すると、電話の無料通話時間やプリペイド・クレジットの形で報酬が提供されるソリューションだ。新興国においては、クレジットカードやオンライン決済が普及していないため、このようなしくみには大きなビジネスチャンスが存在する。

Candy は今年3月にフィリピンでローンチしたが、これまでのところ業績は順調のようだ。4月の終わりまで入会を受け付けていた新ユーザは、受付開始後最初の3週間で3万人に達し、現在の会員数は4.7万人、さらに1.8万人が入会待ちをしている状況だ。現在のユーザの多くは10代や20代で、その64%が男性だ。

candy-280x185最近、YOYO のエグゼクティブ・オフィサー Arnab Gupta と会う機会があり、新興国の多くのモバイル電話会社が提供できていないものを YOYO は提供していると説明してくれた。これまでに書いたサービスに加え、Candy は電話会社が手に入れられないような細かいユーザ情報を収集できるしくみとしても機能している。これには、名前、電話番号、年齢は言うまでもなく、学歴、業界、収入、職歴などの情報も含まれる。

したがって、アンケートやレビューの必要が生じたとき、フィリピンのような新興市場を知りたい広告主や企業にとって、Candy が提供するサービスは魅力的に映るのだ。

現在の Candy の顧客リストに目をやると、驚くべきことに、既に海外展開にも手慣れた多くの有名日本企業が名を連ねている。YOYO の最初の目標はフィリピンで成功することで、同様に他の新興市場でもトップのモバイル・プラットフォームになりたいと考えている。そのような背景から、YOYO のチームはマニラで活動しており、今年末までにタイやインドネシアにも進出する計画だ。同社は特にスマートフォン市場に大きな可能性を見出しており、そのような市場での営業展開を注力するようだ。

数週間前の Rising Expo の取材記事の中で、彼らについて簡単に触れたのを覚えているかもしれない。同社の成功が続けば、数ヶ月のうちに Candy のチームからより多くの話を聞くことができるだろう。

YOYO のチームメンバーはよい市民として活動することも忘れておらず、今月、台風30号(アジア名:Haiyan)の被害に遭ったフィリピンの人々に、無料通話を提供するプログラムを立ち上げた。プログラムの詳細は、ここから確認できる。

Candy についての詳細は、上にある創業者兼CEO の深田洋輔氏のビデオ・インタビューを参照してほしい。

Yoyo Holdings staff


  1. 同社は、シンガポールで登記されている。 ↩

ニュースレターの購読について

毎日掲載される記事の更新情報やイベントに関する情報をお届けします!

----------[AD]----------