[翻訳News] グルーポンのライバル、リビング・ソーシャルがタイ、インドネシア、フィリピンに上陸

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【原文】

アジアの各国では、グルーポン・クローン各社にとって、新たな生き残り策が生まれ始めたようだ。

ロイターの報道によれば、さきごろ、リビング・ソーシャルエンソゴ(Ensogo)ディール・ケレン(DealKeren)ゴナビット(Gonabit)を買収した。この買収により、リビング・ソーシャルがサービスを展開している国は、13カ国から21カ国に一挙に拡大する。

2009年にタイで創業したエンソゴは、同国で最大のグループ購入サイトとなった。同社は2010年7月にマニラでオペレーションを開始し、フィリピン発でまたもや同国最大のグループ購入サイトとなった。エンソゴはインドネシアの人気グループ購入サイトであるディール・ケレンを保有しているため、今回のエンソゴ買収は、リビング・ソーシャルに一挙に3カ国での強いプレゼンスをもらたすことになった。

ゴナビットは本部をUAE(アラブ首長国連邦)におき、2010年1月に設立された。ドバイ、アブダビ、レバノン、ヨルダン、クウェートのそれぞれの国々で、最初のグループ購入サイトの座を手にしている。アラビア語でサービスを展開しており、このことが中東地域での消費者リーチに重要なファクターとなっている。

今回の買収劇は、リビング・ソーシャルがついにアジアに興味を持ち始めたことを如実に示している。グルーポンに買収されそこなったクローン各社が、リビング・ソーシャルに買収されることで、イグジットのセカンドチャンスを手にできるとよいのだが。

リビングソーシャルは現在、顧客数3900万人、従業員2000人を擁している。4月には市場から4億ドル(=約320億円)を調達し、企業価値を一気に30億ドル(約2400億円)まで押し上げた。

【via Penn Olson 】 @pennolson

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