ニュースをフォローできるレコメンドエンジン「kamelio(カメリオ)」運営の白ヤギ社がグローバルブレインから5000万円のシード資金を調達

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カメリオ_Kamelio__気になるテーマを追えるフォローメディア-2

興味テーマをフォローすることで個人に最適なニュースがレコメンドされるフォローメディア「kamelio(カメリオ)」を展開する白ヤギコーポレーション(以下、白ヤギ社)は2月28日、グローバルブレインに対する第三者割当増資の実施を発表した。払込日や株式の割合などの詳細は非公開。

調達金額は総額で約5000万円で、これに伴う経営陣の変更などはない。なお、今回の調達元となるファンドはグローバルブレインが2013年11月に設立したグローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合で、主なLP(有限責任組合員)は産業革新機構となっている。ファンド総額は150億円。

白ヤギ社は今回の調達で人材の強化およびサービス開発の加速を実施するとしている。なお、kamelioについてはこの記事で紹介している。

さて、私も興味をもって注目していた新しいニュースレコメンドエンジン、kamelioがパートナーに選んだのはグローバルブレインだった。白ヤギ社の共同代表取締役、渡辺賢智氏によると、前職のコンサルティング会社のつながりでグローバルブレインとの話が始まったということだった。

「しばらくはユーザーの定着に向けてアプリの改善を中心に進めようと考えてます。現在、チーム全体では8名ほどで開発しているような状況です。フォローエンジンのアルゴリズム改善やバックデータの処理速度改善などですね」(渡辺氏)。

kamelioはこれまでのニューステクノロジーとは少し違うフォローという概念を入れてきた。特にニュースを遡ってチェックできる機能などは、つい先日発生したビットコイン騒動(突然閉じてしまったアレ)などのような突発的な話題に対して強さを発揮してくれる。限られた時間で効率よく情報収集する能力はさらにこういったツールの出現で高まることだろう。

白ヤギ社では、テクノロジスト集団らしく、今後グロースハックに関する情報を公開しながら、内外開発者とのコミュニケーションを活発にしてチームの拡大を目指すことも考えているらしい。

後発であることを跳ね退けてポジションを確保することができるだろうか。

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